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注目の下級生、負けじと努力した3年生が融合。東海大相模が三浦学苑を3-0で破り、全国へ!

ゲキサカ / 2019年6月23日 7時44分

全国出場を喜ぶ東海大相模高イレブン

[6.22 インターハイ神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 0-3 東海大相模高 相模原ギオンスタジアム]

 神奈川のタイガー軍団、東海大相模が全国へ――。令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」サッカー競技(沖縄)への出場2枠を懸けた神奈川県予選準決勝が22日に行われ、東海大相模高が昨年度全国8強の三浦学苑高に3-0で快勝。2年ぶり2回目の全国大会出場を決めた東海大相模は、23日の決勝で神奈川県第1代表の座を懸けて桐光学園高と対戦する。

 期待値の大きな1、2年生と、彼らに負けじと努力してきた3年生たちが融合。東海大相模が全国切符を勝ち取った。有馬信二監督は「手がかかっているチームだけに感慨深いですね」と笑顔。2年前のインターハイ初出場世代とMF中山陸(現甲府)らを擁して関東大会予選を制した昨年の世代、そして期待のタレントが多いという下級生の間で“谷間の世代”と評されていた今年、“第二期黄金時代”への幕を開けた。

 試合は前半18分に東海大相模が「相当練習したんですよ。サインがいっぱいあるんですよ」(有馬監督)というCKで先制する。右CKを左SB本間陽己(3年)が「『狙え』っていう指示が出ていて、練習でもそこの確認はたくさんしていたので、とにかく誰かが触ってゴールというよりは、自分のキックが直接入るということを心掛けて蹴りました」と左足キック。これがGKの頭上を越えてファーサイドのゴールネットを揺らした。

「たくさん練習していたので、上手く決まって嬉しかったです」という本間の鮮やかなCK弾で先制した東海大相模だったが、三浦学苑のFW明石琉希(3年)とFW鈴木心月(2年)の2トップを捕まえられずにペースを握られてしまっていた。それでも、前半半ばに3-6-1から4-2-3-1へとシステムチェンジ。守備の役割がはっきりしたことで立て直した東海大相模は前半38分に再びCKから追加点を奪う。

 右CKは一度クリアされたが、クリアボールを繋いでDF峰田祐哉(2年)が右クロス。こぼれ球をDF今泉陸(2年)が中央に折り返すと、その前のプレーでゴール前に飛び込み、上体だけ起き上がっていたDF島田惇広主将(3年)が「(倒れていたが)ボールから目を離さないようにしていて、いい感じにボールが来て。シュートは執念ですね(微笑)。技術では自分は一番ではないと思っている。最後まで諦めないとか声を出すとかでみんなを引っ張っていくしか無い」と頭でゴールへ押し込んだ。
 
 MF長嶋風太(3年)やMF橋本一汰(1年)中心に技術力高い東海大相模はボールをテンポよく動かすと、右のMF増田鈴太郎(2年)と左のFW渡邉雄馬(2年)の両翼が推進力ある仕掛けを連発。また、長嶋とのコンビネーションから本間が決定的なクロスを上げるシーンもあった。そして後半15分には、右サイドでセカンドボールを拾った増田が縦を突いてPAへ折り返す。これを投入直後のMF戸澤龍人(2年)が、正確なコントロールでスペースへ運んでから右足で決めて3-0とした。

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