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炎上呼んだ大分の「ケツ出せ」体操。仕掛け人に直撃! クラブも認めた『誤解』とは…?

ゲキサカ / 2019年6月24日 17時34分

 私が地元に住んでいた14年前までも、大分トリニータというサッカーチームはありましたが、試合は一度も見たことがありませんでした。そこで『まず見ていきませんか?』と言われたので見てみたんですが、『こんなに集客できるの?』と思ったんです。家に帰って調べてみると、実際にJ2(当時)のわりにものすごく集客が良いことが分かりました。

 ただ、それなのにサポーターの人たちは日本代表のような“替え歌”を歌っていたので『もしかして公式ソングがないんじゃね?』って思いました。そこでクラブに『公式ソングはないんですか?』と聞いてみたら『特にないですね』というふうに聞いたので、『じゃあ作りませんか?』と提案したという流れです」。

<鈴木氏が言う「替え歌」とはサポーターによる応援歌(チャント)のこと。サッカー界では既存の曲をアレンジして使うのが一般的だが、「サッカーを知らなかった」という鈴木氏には物珍しく映ったようだ。そうして楽曲の提案に至ったわけだが、当初は子どもをターゲットにした楽曲ではなく、既存サポーターに向けたものだったという。>

「既存のサポーターは50代の方が多いと聞いていて、クラブからはその人たちが喜ぶ施策をしようという話をしていただきました。もちろん、それはそれですごく良いことだと思いますし、既存のサポーターを維持するのは大事だと思います。ただ『そんな皆さんがいなくなった今後数十年間のことを考えていますか?』という話をさせていただきました。

 『コアファンの層が50代って、20年後は通えますか?』と。それはノーじゃないですか。その方々と代替わりしていくサポーターを育てないといけないと思います。そこで『まずはお子さんに向けた曲を作りましょう』という話をして、ざくっと見積もりをしてお話をしました。

 するとクラブからは『やる必要があるのは分かる』と。しかし、今度は『自分たちが曲を運営していく自信がない』という話になりました。楽曲というのは、自分たちが資産を持って、権利を管理して、お金に変えていかないといけないんです。ただ、そこを自分たちではできないという話だったので、話はいったん止まってしまいました」。

<話は一旦頓挫。しかし、クラブとの関係はその後も続き、重本ことりはホームスタジアムのイベントに何度も登場した。そして大分のサポーターからも一定の支持を得た。「重本を温かく迎えてくれた大分の方々に、何か恩返しをできないかという気持ちに変わってきました」(鈴木氏)。そこで出てきたのが『スポンサー』としての参画案だった。>

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