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炎上呼んだ大分の「ケツ出せ」体操。仕掛け人に直撃! クラブも認めた『誤解』とは…?

ゲキサカ / 2019年6月24日 17時34分

「正直『GOGOゴール!!』への関心が低いというのが想定外で、私たちもそれに気付いていませんでした。当然知りたくもなかったです。そこが計算外でした。また、みんな『GOGOゴール!!』を知らないと言っているのでダイジェスト版をYoutubeに流してみたんですが、私たちが期待に応えた時は何も反応をしてこないんですよね」。

―サポーターには「自分たちのクラブ」という価値観があり、外部の人に「汚された」という思いはあったのだと思います。ある種、少し宗教的にも思える価値観かもしれませんが。
「実は芸能界でも同じなんですよ。コミュニケーションの取り方が違うだけです。私は普段は芸能の仕事をしていますが、キャスティングしたイベントが炎上することはよくあります。芸能人のファンでも『私たちが育てたのに!』と言う人はいますし、『うちのチームはこうあるべき』というフィルターをかけて見ちゃう人は多いんですね。

 その人たちのモチベーションを下げないまま付き合いつつ、サッカーというエンターテイメントもファンは常に増やせるように努力をしないといけない。そこが課題だと思って見ています。2002年のW杯の熱はどこに行ったんでしょうね。あの時のように沸いているように見えるのはアドバタイズがうまくいっていたからだと思うんです。

 私はサッカーファンじゃないので、一人のビジネスウーマンとして分析するに、昔のJリーグブームの時に好きになった人たちがずっとJリーグが好きで、増やすことがうまくいっていないんじゃないかと思っています。あと圧倒的なスターが居ないですよね。たとえば橋本さんでしたっけ?トリニータのストライカーの……」。

―藤本憲明ですかね。
「あの人なんか、すごいと思うんですよ。でもあの人を神がかってPRする人がいないというか、あれがカズの時代にいたとしたら、もはや神として扱われていたと思うんですよ。あれだけゴールを決めて、小学生も憧れるし。もちろんサッカーのコアファンは知っていますよ。でも外の人たちのアプローチができていないんですよね」。

―そうした「外の人の目線」が反感を買ったように思いますか?
「それはすごくあったと思います。やり始めてから大分の代理店とかメディアの方から『大分に拠点を置けないか?』という相談を受けました。そこはメリットを感じないのでできないなと思います」

<もっともサポーターに県外スポンサーへの関心がないかと言えば、そうではないというのが事実だ。昨年はサポーターの発案から『浅田飴』(本社・東京都)とのコラボが実現している。一方、地元『九州乳業』の製品をサポーターがこぞって買い集めているという事例もあり、地元スポンサーの強さも同時に感じられることは多い。>

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