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湘南が定例カンファレンス実施、チョウ監督“パワハラ疑惑”にも言及「調査をしっかり受けて」

ゲキサカ / 2019年8月17日 15時36分

湘南ベルマーレがクラブカンファレンスを開催した

 湘南ベルマーレは17日、第46回ベルマーレクラブカンファレンスを開催した。チョウ・キジェ監督のパワハラ疑惑が報道されていた最中とあり、運営会社の眞壁潔会長と水谷尚人社長が現状を報告。眞壁会長は「目の前に突きつけられた現実を受け止めて、ベルマーレ一丸となって、調査をしっかり受け、結論を出したい」と述べた。

 今回のイベントは指揮官のパワハラ疑惑を受けたものではなく、クラブが定期的に行っているもの。普段は本音で課題を話し合うため、議事録は取らずに報道関係者にも非公開となっているが、「信頼関係の熱いクラブ、サポーターが密室で何かを約束したんじゃないかと思われることはあってはいけない」(眞壁会長)として、特別に報道公開された。

 もっとも、クラブを後押しするサポーターからの関心も普段以上に高く、この日は当初予定されていた会場より広いスペースに急遽移動して実施。大勢の参加者が詰めかけていた。カンファレンスが始まり、眞壁会長と水谷社長があいさつを行うと、気持ちのこもった大きな拍手も贈られた。

 眞壁会長は冒頭で「2つのお詫びがあります」と説明し、まずは報道公開に踏み切った理由を説明。続いて「話せることはほとんどないのですが、メディアの方々はわれわれが普段話している待機列の件などには興味がないと思いますので、ご迷惑をおかけしていることを話せるだけ話そうと思います」と述べ、疑惑についての現状を明かした。

 説明によると、Jリーグからクラブにヒアリングの要請があったのは報道前の段階。もっとも、何の調査が行われているかは現状でも聞かされていないため、調査日を「粛々と待っていた」という。しかし、その段階で疑惑に関する報道がなされ、そこで選手にお詫びを行い、Jリーグからヒアリングの通知があったことを伝えたようだ。

 現状では調査を公正に進めるため、当事者の声などクラブに伝えられておらず、「メディアの皆さんがもたらす情報をもとに推察するのみ」という段階。「話せることはほとんどない」というのはそういった事情によるもので、これから第三者であるJリーグの調査に協力し、出される結果を待つしかないというのが現状だ。

 一方、チョウ監督は現在現場での指導を控えており、17日のJ1第23節鳥栖戦も高橋健二コーチが指揮を執る。眞壁会長は「(チョウ監督が)推定重要参考人なのであれば、彼を守るため、選手たちを守るためという意味で、彼に頭を下げて来ないでほしいとお願いした。彼もお願いを受けてくれて、現在の体制になった」と経緯を明かした。

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