プロ選手が相次ぎ敗れる波乱…茨城国体「ウイイレ」東京代表は“伏兵”あんブルー

ゲキサカ / 2019年8月24日 23時59分

オープンの部を制した「あんブルー」(左からまとりん、にすた、あばれる君)

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019 IBARAKI」のウイニングイレブン東京都代表決定戦が24日、東京スカイツリータウンのJ:COM Wonder Studioで開催され、年齢制限なしの「オープンの部」ではチーム「あんブルー」が優勝した。あんブルーは第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」(茨城国体)の文化プログラムとして行われる全国都道府県対抗eスポーツ選手権に東京都代表として出場する。

 波乱の連続だった。同日午前に行われた準々決勝を勝ち抜いた4チームが午後の準決勝に進出。大会は3人協力プレイのCO-OPモードで行われたが、プロ選手を擁する2チームがともに決勝進出を逃す番狂わせが起きた。

 ウイイレ世界一を決める「PES LEAGUE 2019 WORLD FINAL」で3年連続世界ベスト8の「Mayageka」率いるチーム「まやげかーる With えーた」は準決勝でチーム「パスが大事」と対戦し、先制しながら1-2の逆転負け。さらに「PES LEAGUE 2019」のアジア予選に日本代表として出場した「うでぃ」らトッププレイヤーで結成されたチーム「マイクラブ4兄弟」も準決勝であんブルーに延長戦の末、1-3で敗れた。

 あんブルーは「にすた」「まとりん」「あばれる君」の3人チーム。まとりんは「PES LEAGUE 2015」の日本代表決定戦でベスト8に入った実績があるが、にすたとあばれる君の2人はオフライン大会に出場するのも初めてだったという。さらにアーセナルやバルセロナを使用するチームが多い中、あんブルーが選んだのはモナコ。「攻撃よりまず守備。ゴール前を固めて、だれがボールに行くか、だれが裏をケアするか、常に声をかけ合ってプレーした」(にすた)と、長身選手を生かしながら息の合ったコンビネーションで堅守を見せた。

 優勝候補と対戦した準決勝では1-0リードで迎えた後半アディショナルタイムにCKから失点して追いつかれる嫌な展開だったが、延長戦に入っても集中力を切らさず、逆に2ゴールを挙げて大金星。チームリーダーのにすたは「10回対戦して1回勝てればいいぐらいの力の差はあるけど、その1回を本番に持って来れた」と胸を張る。伏兵同士の対戦となった決勝はあんブルーがパスが大事に2-0で完勝。激戦の東京予選を制し、東京都代表の座を射止めた。

「(優勝した)実感がない。まさか優勝できるとは思っていなかった」(あばれる君)と本人たちも驚く結果となったが、プロ選手を押しのけての優勝に「逆に気持ちいい」(まとりん)と、まさにジャイアントキリングで大会を盛り上げた。全国47都道府県の代表が出場する全国都道府県対抗eスポーツ選手権は茨城国体の文化プログラムとして10月5日と6日に茨城県で開催され、初代チャンピオンを決定する。

(取材・文 西山紘平)
●茨城国体 全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019ウイニングイレブン(ウイイレ)部門

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