日本代表新キャプテン・遠藤航単独インタビュー「A代表はW杯優勝を目指しているんだなと日本人全員に思っていてほしい」
ゲキサカ / 2023年7月11日 16時10分
——日本代表公式Youtubeの『TeamCam』で、3月の活動の終わりに森保一監督から伝えられたと話していました。どのような形で伝えられたのでしょうか。
「ミーティング前か食事後に呼ばれて『キャプテンにしようと思っている』という話をしていただきました。ただ、その時点では正式発表はまだしない、タイミングは考えるという話で、最終的には6月にジャッジするという感じでしたね」
——それからの3か月間、ブンデスリーガでプレーする感覚は違いましたか。
「特には意識していなかったですね。もし怪我をして6月に行けなかったらどうしようとか、そんなことは考えたりしましたけど(笑)、基本的には代表活動が終わればチームも残留争いをしていたので、そこにフルでフォーカスしている感じでした」
——まずはキャプテンとしての歴史からもう少し話を広げさせてください。まずは過去の話ですが、チームキャプテンの経験はどのカテゴリからですか。
「本当に遡っていったら小学生のチーム(南戸塚SC)からやっていたし、中学校の部活(南戸塚中)でもそうだったし、(湘南ベルマーレの)ユースもそう。育成の代表でもU-19、リオオリンピック(U-23)でやっていたので、昔からキャプテンを任される立場にはいましたね」
——長く所属したチームではほとんどキャプテンをしていた印象もあります。それぞれのカテゴリではどのようなことを考えながら務めていたんでしょう。
「正直、小中学校の時はそこまで考えていなかったですね。単純に『誰がキャプテンやりたい?』『俺がやる』みたいな(笑)。ユースに入ってからも自分がキャプテンになったらああしようこうしようとはそこまで考えていなかったし、単純にキャプテンマークを巻いて先頭でピッチに入るのが好きという感覚でしたね」
——どのあたりでキャプテンという役目の意識、責任感が出てきましたか。
「やっぱりU-19のアジア選手権でU-20W杯を逃したり(※)とか、そういう経験ですね。あの時はキャプテンとしての責任を感じましたし、リオ五輪もグループリーグ敗退を経験したので。キャプテンをやり続けることによって芽生えた気持ちはU-19から五輪までの間に間違いなくありましたね」
※2012年11月、吉田靖監督のもと、遠藤の他に植田直通、久保裕也、大島僚太らを擁した“93ジャパン”はW杯決定戦の準々決勝でイラクに敗れて敗退。
——「もっとこうしなきゃいけない」と感じたのはどのようなことでしょうか。
「チームを同じ方向に向かわせるのが難しかったですね。そこは年代特有のものでもあると思うんですが、高校年代から20代前半の選手たちはすごく難しい年代ですよね。プレーの波があったりするし、メンバーを外されてふて腐れる選手もいるし、メンタル的に成熟していない選手も多い。そういった選手たちをどうまとめるか、どうやって同じチームのためにプレーしてもらうか働きかけることの難しさは感じました」
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