日本代表新キャプテン・遠藤航単独インタビュー「A代表はW杯優勝を目指しているんだなと日本人全員に思っていてほしい」
ゲキサカ / 2023年7月11日 16時10分
——もともと守備的なポジションのイメージが強かったぶん、攻撃的なポジションでプレーしているのが意外だというイメージがついているのかもしれないですね。たとえば日本代表でも遠藤選手が3ボランチの前をやっていると「守備的なシステムなんじゃないか」と見られたりと。そのあたりの見られ方のギャップを感じることはありますか。
「多少はあるんじゃないですかね。ただそれは僕だけじゃなく、守備的MFイコールビルドアップができないとか、テクニックがないみたいなイメージがなんとなくあると思うんですよ。上手い選手で言えば走れないとか球際弱いとか(笑)。でも、いまはそういうイメージは持たないほうがいいと思っていて、いまの世界的トップの選手は両方できる選手が多いし、その中で守備が秀でているとかいうレベルの話なので。その意味で言うと自分は、どこでもバランスの良いプレーができて、どのポジションでも高いレベルでこなせるというのが良さだと思っています。
——近年はブンデスリーガで勝利数トップが続いていた“デュエル”を前面に出し、日本人MFのイメージを覆してきたと思いますが、これからはさらにいまのイメージを覆そうといった思いはありますか。
「わざわざ覆しにいこうとは思わないですね。もし今後もシュツットガルトでプレーし続けるのであれば、シュツットガルトの試合を見てくれる人たちはちょっとずつ遠藤航のイメージが変わってくると思うし、代表を中心に見ている人はいまの遠藤航のイメージのままになると思います。そこはどう見られてもいいかなと。大事なのは代表チームの中でアンカーでプレーするのであれば、その良さを出すこと、自分に何が必要なのかを考えること。それはシュツットガルトでもそう。守備的な選手が相方にいるなら、前目のポジションを取ったり、よりゴールに絡もうとする。自分の中で両方とも高いレベルですることが大事で、その結果いろんな見られ方になるというだけかなと思います」
——遠藤選手の強みの一方で、最近の世代別日本代表はボランチにボールを奪う能力が足りないという課題がありました。今後に向けての危機感は感じていますか。
「守備的MFのイメージで『日本人は球際に弱い』というイメージがずっとあったからこそ、自分はデュエルを前面に押し出してやっていたんですが、いまは自分みたいなプレーヤーを目指す選手も増えていると思うので、あまり心配はしていないですね。これからはもっともっと自分みたいなプレーヤーが出てくるんじゃないかと思っています」
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