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[SBSカップ]急遽参戦のU-20関東大学選抜が初優勝。U-18日本代表をPK戦で下し、3戦全勝

ゲキサカ / 2023年8月21日 20時36分

 大学選抜は初戦で静岡ユースにPK戦で辛勝。当初出場予定だったU-18パラグアイ代表の不参加を受け、大学選抜に出場の打診があったのは今月12日のことだったという。急いで翌日にチームを編成し、15日に合流。台風による大雨もあって準備不足、“ぶっつけ本番”だったことは確かだが、佐藤健監督(中央大)は不甲斐ない初戦後、選手たちに厳しい言葉をぶつけていた。

「今の大学生はプロを目指しているという意識が非常に強い選手が多いので、『プロって簡単に行けるの?』、とまず最初に言いました。1戦目、何もできない選手やチームのためにやっているというところが見えなかった選手もいた。何人か呼んで『しっかりやりなさい』と。技術が高いのに気持ちが優れなくて自分で潰れていくことはよくあるようなパターン。(高校からプロへ行けなかった選手を)大学の4年間で鍛えなければなというのがある。『しっかりとやらないと4年間何も残らないよ』と伝えました」。指揮官の檄を受け、切り替えた選手たちは続く第2節、前からの攻守でU-18韓国代表に4-1で快勝。この日も前半はU-18代表にほぼ何もさせなかった。

 大学選抜は28分にも左サイドからの攻撃で決定機。U-18代表はGK中村が前に出て止めて3点目を阻止したものの、40+1分に喜多が負傷交代を余儀なくされてしまう。U-18代表はCB尾崎凱琉(大阪桐蔭高)を投入。後半開始からは尾川と中川に代えてMF神田拓人(尚志高)とFW神田奏真(静岡学園高)をピッチへ送り出し、2トップへ変更した。

 その後半、U-18代表が流れを一変させる。船越監督がハーフタイムに指摘したことは全くボールを奪いに行けていないこと。後半、U-18代表は相手のボランチ、DF、GKにまでプレッシャーを掛けてボールを取りに行き、主導権を握り返した。1分、鈴木の左CKをファーの桒原が頭で決めて1点差。さらに5分、塩貝がドリブルでゴールエリア付近まで持ち込み、鈴木が決定的な左足シュートを放つ。そして12分には、左サイドの鈴木が相手の厳しいチェックに倒れずに粘り、PAへ持ち込む。パスを受けた大関が右足シュート。こぼれを自ら拾ってドリブルしたところで足をかけられてPKを獲得した。

 これをキッカーの塩貝が右足で狙うが、大学選抜GKデューフが右へ跳んでストップ。U-18代表は流れが切れかけたものの、前からボールを奪いに行く姿勢を続ける。大学選抜は12分にMF井野佑優(国士舘大1年)とMF櫻井稜(法政大1年)、22分にはDF畑野遼太(流通経済大1年)とFW前澤拓城(明治大1年)を投入。U-18代表は22分にMF安齋悠人(尚志高)、28分に右SB梅木怜(帝京高)を送り出す中、光る動きを見せていたのがU-18代表FW神田奏だ。

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