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選手権のヒーローたちが日本高校選抜選考合宿をスタート。競争だけでなく、刺激し合う活動に

ゲキサカ / 2024年1月20日 21時37分

選手権決勝を戦ったMF芝田玲(青森山田高/3年、右)とDF金山耀太(近江高/3年)がボールを奪い合う

“高校サッカー部の日本代表チーム”の活動で得た刺激、経験を将来に繋げる。20日、日本高校サッカー選抜選考合宿が、静岡県内でスタートした。初日は参加した37名を4チームに振り分け、GKを含めた9対9ないし、9対9プラスフリーマンのハーフコートゲーム(10分)を3本実施。その後、メンバーを再構成してまた3本のゲームを行い、トレーニングを終えた。

 日本高校選抜は2月にNEXT GENERATION MATCH(国立)でヴィッセル神戸U-18と対戦する。その後、欧州遠征などが予定されている。今回、選考合宿メンバーには第102回全国高校サッカー選手権で優勝した青森山田高(青森)のDF山本虎主将(3年)、GK鈴木将永(3年)、DF小泉佳絃(3年)、MF芝田玲(3年)、MF杉本英誉(3年)の5人や同準優勝校の近江高(滋賀)DF金山耀太主将(3年)ら選手権のヒーローたちを中心に招集。いずれもU-17ワールドカップ日本代表メンバーの日大藤沢高(神奈川)DF布施克真(2年)、神村学園高(鹿児島)MF名和田我空(2年)、日章学園高(宮崎)FW高岡伶颯(2年)も名を連ねている。

 この日は卒業式のDF尾崎凱琉(大阪桐蔭高3年)が不在だったものの、参加した37選手が非常にアグレッシブなプレー。MF太田隼剛(市立船橋高3年)の突破からFW山本吟侍(高川学園高3年)がゴールを破り、名和田と高岡が競い合うように連続でゴールを決める。また、青森山田の選手同士が激しくボールを奪い合うようなシーンも見られた。

 加えて、MF中村健太(堀越高3年)がゴールラインを割りそうなボールに対して諦めずに身体を投げ出す勇気のあるプレー。青森山田の選手たちやMF神田拓人(尚志高3年)、MF松田悠世(桐光学園高3年)ら昨年のU-17日本高校選抜経験者が中心になってゲームを進めようとしていた一方、金山や太田、連続ゴールを決めたMF吉田裕哉(明秀日立高3年)、FW臼田成那(明桜高3年)といった代表、高校選抜歴のない選手も負けじと自分自身をアピールしていた。

 他にも存在感を示した選手たちが多く、メンバー選考の難航が予想されるような初日だった。指揮を執る米澤一成監督(京都橘高)は「(この選考合宿へ向けて)きちっと動いてくれてたんやろうなっていうのは感じたので。いい意味で(選考が)難しいです」とコメント。また、指揮官は同じく全国から集まったユースレフリーが主審・副審を務めたことが、試合をより引き締めた要因に挙げていた。

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