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鹿島のお株を奪った勝負強さ…J1でも快進撃続く町田・黒田監督「大いに自信になる」

ゲキサカ / 2024年3月10日 0時7分

鹿島のお株を奪った勝負強さ…J1でも快進撃続く町田・黒田監督「大いに自信になる」

[3.9 J1第3節 町田 1-0 鹿島 Gスタ]

 J1初昇格のFC町田ゼルビアが9日、首位に立っていた鹿島アントラーズを1-0で破り、今季無敗のまま2位タイに浮上した。青森山田高を常勝軍団に導いた黒田剛監督のもと、昨季のJ2リーグを席巻した堅守速攻スタイルで正面からぶつかり、Jリーグ史上最多20冠を誇る常勝軍団に今季初黒星をつけた。

 この日の町田は試合開始から猛烈なロングフィードで押し込み、一度も主導権を渡さないまま前半13分にカウンターから先制点を奪取。その後は怪我人のアクシデントに見舞われるも、ハーフタイムを挟んで両サイドハーフを入れ替え、守備強度を高めて難局を乗り切った。そして最後は鹿島の猛攻をDFチャン・ミンギュら守備陣が完封。まさに町田らしいプラン通りの形で勝ち切った。

 かつての鹿島の代名詞であった“勝負強さ”のお株を奪うような白星。試合後、黒田監督は「過去20冠を取っていて、歴史的に名高い鹿島に対し、リスペクトの気持ちをしっかり出しながら我々もそれに負けないだけの奮起をしようということで臨んだ」と振り返りつつ、“相手の土俵”に立っての勝利に胸を張った。

「J1初参戦ということで多少相手に飲み込まれるシーンがあれば一気に持っていかれるし、鹿島は立ち上がりから強いので、そういったところで飲み込まれないように相手の長所、ストロングで上回っていこうと考えた。そこをしっかりやれた際には必ず、相手がちょっと怯んだり、または一歩停滞したりということが出てくるだろうと。我々がやりたいことは相手の勢いを完全に潰し、相手の得意な土俵で競り勝っていこうと。それを彼らに勇気づけながら練習してきた」

 先制後も数多くの決定機を作っていたが、FWオ・セフンのシュートがことごとく枠を外れ、追加点は奪えなかった。そうしたクオリティー不足は時に試合の流れを変えるもの。しかし、町田が崩れることはなかった。

「オ・セフンのところで2本、3本の決定打を外してしまったところでちょっと流れは嫌な感じはしていたが、我々としてはクリーンシートで行くこと、どんな状況でもブレず、自滅することなく時間をうまく使いながら、この1点をしっかり保持しながら2点目、3点目を狙っていこうということを彼らに意識づけをした」

「何回かチャンスはあったし、2点、3点と取れて2-0、3-0がベストでしょうけど、最低でも1-0で勝ち切るところを彼らがしっかり示してくれた。後半に関しても特に大きく修正することなく、しっかりゴール前も弾き返してくれたし、決定機をつくられることなく、町田のペース、町田のリズムで最後まで全うしてくれた。首位だった鹿島に勝つことによって、我々が順位を上げていく、上に食らいついていく志向をみんなで共有し、パワーを持っていけたことがよかった」

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