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森保J、W杯予選アウェー北朝鮮戦は「放送が難しい状況」過去0勝0得点の“鬼門”

ゲキサカ / 2024年3月14日 15時0分

北朝鮮戦へ意気込みを述べた森保一監督

 日本サッカー協会(JFA)の山本昌邦ナショナルチームダイレクターが14日、北中米ワールドカップアジア2次予選・北朝鮮戦2試合に向けた日本代表メンバー発表会見に登壇し、26日に北朝鮮・平壌で行われるアウェーゲームは「放送が難しい状況」だと明かした。昨年11月にサウジアラビア・ジッダで行われたシリア戦も日本向けの公式中継が行われておらず、日本のファン・サポーターは2試合続けてアウェーゲームを観戦できない可能性が高まった。

 AFCが放映権を一括で売買するアジア杯やW杯最終予選とは異なり、2次予選は開催国が放映権の売買を担う仕組み。北朝鮮と日本との間には国交がなく、北朝鮮が国連などの経済制裁の対象になっていることなどから、放映権の契約に至っていないとみられる。

 山本ダイレクターは会見の質疑応答で「詳しく(話せること)はない」と前置きし、「関係者が努力していただいているのは承知しているが、放送は難しい状況とうかがっている。取材で現地を訪れていただけるメディアの皆さんからしっかりと発信していただければ幸いだと考えている」と話した。

 北朝鮮とのアウェーゲームを巡っては今年1月下旬、アジアサッカー連盟(AFC)が平壌での開催を発表したが、2月に組まれていたなでしこジャパン(日本女子代表)のパリ五輪最終予選で開催地が急遽サウジアラビア・ジッダに変更されたのを受け、開催地変更の可能性が浮上。今月11日にようやくAFCからJFAに平壌開催の正式な通達が届いたことが明らかになったが、試合を間近に控えて難しい対応を迫られてきた。

 この日の会見では不透明な開催地決定に至った経緯に関する質問も挙がったが、山本ダイレクターは「詳細は申し上げるのは難しいのでご理解いただければ」と返答。「サッカー協会の中で担当のものがしっかりコミュニケーションを取って決まったことなので、我々はそれに従っていくことになる。ホーム、アウェーともに安全に執り行えるかが一番重要なので、まずはホームに来ていただくことになるが、まずは安全に行えるように連携していければと思う」と述べるにとどまった。

 日本代表チームは21日に国立競技場でのホームゲームを戦った後、中国・北京で一時調整し、26日に平壌・金日成スタジアムでのアウェーゲームに臨む形となる。北朝鮮でのアウェーゲームは通算2分2敗で、過去1ゴールも奪えていない鬼門。森保一監督も会見で「おそらく想定外のことはたくさんあると思うし、準備と覚悟を持って平壌での戦いに臨まないといけない」と対応の必要性を口にした。

 もっとも指揮官は「ただこれまでの戦いの中でも、我々が最善の準備をするということには変わりない。その戦いのつどいろんなアクシデントがあったり、想定外のことが起きた中でベストを尽くす、最大限力を発揮する、そこで結果を出すことを考えてやってきた」とも強調。「色んな意味で厳しい戦いになるが、最善の準備をして、最大限の力を発揮していく意味ではどんな状況でも変わらない。自分たちのやれることに目を向け、落ち着いて戦いに臨めればと思う」と平常心で臨む姿勢を示した。

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集

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