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[MOM4656]静岡学園DF矢澤玲士(新3年)_復調し、責任感も向上。186cmCBが守備範囲の広さを発揮するなど最終ラインの中心に

ゲキサカ / 2024年4月2日 23時6分

静岡学園高は186cmCB矢澤玲士(新3年=東淀川FC出身)がカバーリングの広さを発揮するなど勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 船橋招待U-18大会 東京Vユース 1-2 静岡学園高 グラスポ]

 芽生えてきた最終学年の責任感。静岡学園高は186cmCB矢澤玲士(新3年=東淀川FC出身)が最終ラインで存在感のある動きを見せ、勝利に貢献した。

 前半には、トップチーム昇格の実力を示していた東京VユースMF川村楽人(新3年)のドリブル突破を阻止。「速かったんで、縦行かれないようにと思って、カバーリングしっかりして」。相手が注目選手であることを認識していなかったようだが、自分の特長を活かしてその動きを食い止めると、後半にも攻め上がってきた右SB小林健(新3年)にタックルを決めた。

 186cmの長身ストッパーは自信を持つカバーリングの広さと1対1の対応の部分でも勝利に貢献。「1対1で負けなかったら、(強度の部分で)負けることはない。(新チームでは)その1対1っていうのは重点的に置いてました」。身体も良く動いていた矢澤は、攻撃の起点として落ち着いたビルドアップも見せていた。

 矢澤は、1年前の船橋招待U-18サッカー大会でボールを運ぶ力や配球の良さを発揮し、また課題として取り組んできた守備でも健闘するなど、自身の大きなポテンシャルを証明。プレミアリーグWEST序盤戦は先発を務め、年代別日本代表関係者も関心を寄せていた。

 だが、腰椎分離症によって離脱。インターハイはメンバー外となり、復帰後に状態を上げていたものの、2度の鼻骨骨折もあって先発を奪い返すまでには至らなかった。「自分のプレーが全然できなくて、苦しかったっていうのが1番あります」。メンタル面でも厳しい時期を過ごした。

 だが、「本当に自分の思うように全然行かなくて、苦しかったんですけど、腐ることはなかった」という。新チームでは怪我の右SB野田裕人主将(新3年)に代わり、キャプテンマークを巻いて県新人戦優勝。体幹トレーニングに取り組んできた成果、そして責任感の向上もプレーに結びつけ、この日は今後への期待が高まるような動きを見せていた。

「怪我明けはなかなか動かなかったですけど、最近、『やらなアカン』っていう自覚も自分も出てきて。それで体も自然と動くようになってきました。新人戦で優勝したんですけど、このままじゃプレミア降格させてしまうと。そこから(自覚と責任感を持って)チームを引っ張ってきた」

 キックは、「負けない自信もある」という武器。プレミアリーグではアシストするくらいのパスを配給し、守備範囲をより広く、強度を高くしてゴールを守り抜く意気込みだ。そして、「1番は点を取れるDFに。セットプレーで行徳(瑛)君みたいに。そうすればチームを引っ張っていけるかなと」。現在、名古屋でプレーする先輩CB行徳瑛は、22年のプレミアリーグWESTでDFながら7得点。先輩のようにチームを救うゴール連発も目指し、静岡学園を勝たせる。

(取材・文 吉田太郎)
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