1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

アメリカ大学サッカー留学を応援する日本代表MF遠藤航、高校生を前に語ったリバプールでの分岐点「なぜここで遠藤なんだ?と…」

ゲキサカ / 2024年6月29日 9時7分

 チームメートとほとんどコミュニケーションを取る機会もなかった中で迎えたプレミアリーグデビュー。もっともそこでの取り組みは海外留学を志す高校生たちへのヒントも垣間見えた。那須氏の「慣れるためのアクションはどう取っているの?」という問いかけに対し、遠藤は次のように答えた。

遠藤「僕はそんなに英語がめちゃくちゃ得意かと言われるとそうではないので、でもまずはしっかり挨拶することですね。海外の選手はみんな会ったら一人一人とハイタッチしたりするので。これは基本中の基本ですけど、やっぱり『アイツなんかテンション高いな』と思ってもらうことも結構大事だったりする。英語が全く喋れない選手も中にはいますし、そういう選手とは普段あまり喋れないけど、握手とかボディコンタクトでコミュニケーションを取る感じになるので、そういうところは大事だなと思います」

 またサッカー選手がチームに適応するための最大の秘訣は、ピッチ上で結果を出すこと。それは高校生や大学生においても変わらない。遠藤にとって大きな“分岐点”となったのは、後半38分からの出場で同点ゴールを決め、逆転勝利の口火を切った12月3日の第14節フルハム戦だったという。

遠藤「今までゴールがターニングポイントになるというのはあまり経験したことがなかったけど、あの試合はスタメンで出ていなくて、チームも2-3で負けている状況で、残り10分くらいで自分がピッチに立った。たぶん端から見たら『なぜここで遠藤なんだ?』『守備的MFを入れてどうするんだ』という雰囲気があったかもしれないし、チームメートも俺が点を取るような期待はしていなかったと思う。でも4-4-2の2ボランチ気味にして、監督はとにかく点を取りに行かないといけないということを僕に言ってくれて、そこで自分が出て5分後くらいに点を取った。その後、逆転もしたんですけど、ああいう試合こそ結果を残せるというのは意外と大事だと思いますね。僕は別に点を取ろうと思ってピッチに立ったわけではないけど、チームとして誰かが点を取ればいいと思ってプレーした結果、自分が点を取ってから逆転して勝った。あれがかなり大事なターニングポイントでした。周りの選手の信頼を得るためにも、自分のプレーをさらに良くするためにも大事なゴールだった気がします」

 そうしたチャンスの掴み方だけでなく、那須氏からは「レギュラー争いで外されたり、交代させられたりした時のモチベーションはどうしていた?」という苦しい時期を乗り越えるための質問も飛んだ。これに対して遠藤は「俺はあまり気にしないですね(笑)」とらしい回答を返しつつ、高校生の目線に立ってその理由を具体的に話した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください