『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:自分の色(中央大・大野篤生)
ゲキサカ / 2024年8月12日 19時14分
大学サッカーと共に生きる生活も、あと4か月あまり。残された時間への決意が訥々と、熱く、口を衝く。「少しでも勝ちの記憶を残したいなという想いはあって、去年は負けてばかりで本当にキツかったので、今日みたいにこうやって勝って喜ぶことが一番の財産ですし、あと数か月、チームとしては勝ち続けたいですね。個人としてはもっと圧倒的なリーダーとして、一声でチームの空気を変えられるような存在を目指して、ピッチ内の精度をより高める時間にしなきゃなって。そして最後は歴史に名を残せるような、『アイツ、凄かったね』と言われるようなキャプテンでありたいですね」。
18歳の時に帯びていた色彩も、22歳になって纏ってきた色彩も、どちらも自身の中から生まれてきたものであることは間違いないし、そこには正解も不正解も存在しない。ただ、これだけは言える。どこにいても、何をしていても、大野篤生が大野篤生であり続ける限り、その時々で考えて、悩んで、懸命に打ち出していく『自分の色』は、それこそこの日のダンスを踊った後のように、多くの人の表情へカラフルな笑顔の花を咲き誇らせていくはずだ。
■執筆者紹介:
土屋雅史
「群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に『蹴球ヒストリア: 「サッカーに魅入られた同志たち」の幸せな来歴』『高校サッカー 新時代を戦う監督たち』
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SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史
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