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2つの「リバウンドメンタリティ」が導いた逆襲への序章。柏U-18は大宮U18との激闘を制してホームで連敗回避!

ゲキサカ / 2024年9月8日 21時35分

“澤井の守備”から吉原のゴールで柏U-18が先制!

 前半のシュート数はゼロ。「もっと前での守備を準備してやってきたんですけど、ちょっと後ろ重心になっちゃったかなと思います」と丹野友輔監督も話した大宮U18は、5-4-1気味になってしまっていた全体の重心を上げるマインドセットをハーフタイムに徹底すると、相手陣内でのボール奪取がそのまま結果に直結する。

 後半9分。前からのプレスを受けた相手GKのパスミスを見逃さず、高い位置でボールを拾ったMF田中奏良(2年)が後方へ戻し、MF菊浪涼生(3年)は完璧なクロスをファーサイドへ。飛び込んだMF丹野豊芽(3年)のヘディングは鮮やかにゴールへ吸い込まれる。「クロスからの得点は狙っていた形でした」(丹野監督)。1-1。アウェイチームがファーストチャンスをきっちり仕留め、スコアを振り出しに引き戻した。



 狙い合う“次の1点”。17分は大宮U18。キャプテンのDF大西海瑠(3年)、丹野と回したボールを、MF神田泰斗(1年)が枠へ打ち込んだシュートは柏U-18のGK栗栖汰志(3年)がファインセーブで回避。19分は柏U-18。吉原がDFラインの裏へパスを通し、走った加茂のシュートは清水がストップ。お互いに際どいシーンを創出する。

 20分の主役は「クラブユースでも何も結果を出せなくて、鹿島戦でPKを外してしまったので、『ここでやっておかないと』とは思っていました」というナンバー11。MF長南開史(中学3年)からパスを引き出した加茂はマーカーをダブルタッチでかわし、「楓人がうまく抜け出していたので、出せば入るだろうというイメージで」スルーパスをグサリ。「加茂くんが前を向いた瞬間に『行ける!』と思って」ラインブレイクした吉原はGKとの1対1も冷静に制し、ゴール右スミへボールを送り届ける。「夏にいろいろな経験を経て、ちょっとサッカーがわかってきたなという気がします」と指揮官も評価を口にした吉原はこれでドッピエッタ。2-1。再び柏U-18がリードを奪う。

 大宮U18も簡単には引き下がらない。失点直後の22分。DF中澤凜(1年)の持ち出しから、神田が右サイドを剥がして中へ送ると、FW野口蒼流(2年)はシュートを打ち切れなかったものの、惜しいシーンを。さらにDF小坂真聖(1年)、FWエドワード真秀(1年)に加え、中学3年生の注目株・DF熊田佳斗も交代でピッチへ送り込み、勝点獲得への執念を滲ませる。

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