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【インタビュー】川崎F離脱後に知られざる葛藤も…欧州市場最終日にストーク・シティ移籍のMF瀬古樹「一番はホッとしています」「この2年間が勝負だなと」

ゲキサカ / 2024年9月11日 17時0分

ストーク・シティに加入したMF瀬古樹

 明治大出身プロ5年目のMF瀬古樹(26)は今夏、川崎フロンターレからイングランドEFLチャンピオンシップのストーク・シティに移籍し、自身初となる欧州挑戦のチャンスを掴んだ。川崎F離脱後には急遽、移籍手続きがストップしてしまうアクシデントもあったが、欧州市場最終日に無事完了。国際Aマッチウィーク明けのリーグ戦での新天地デビューが見込まれる中、すでに現地入りした瀬古にオンラインで単独インタビューを実施した。

―8月11日にFC東京戦に出場し、14日に川崎Fを離脱することが発表された後、移籍期間最終日の30日にストーク・シティへの加入が発表されるまで時間がかかりました。どのように過ごしていたのでしょう。
「離脱が発表された時点でストークと合意はできていて、自分としては行こうと思っていたのですが、それが少し止まってしまった形でした。気持ち的に浮き沈みがすごくあって、難しい状況ではありましたけど、まずはこの移籍を成立させてもらうこと、自分もその意思が強かったので、そこに向かって取り組んでいただいていました」

―どのようなことが原因だったのでしょうか。
「渡航予定だった数日前に、自分を獲得する為に放出する予定だった同じポジションの選手の移籍が破談になってしまいました。急にその話になったので、びっくりはしていましたけど、最終的には選手の流れもあり加入できることになりました。もちろん川崎とストークの強化部もそうですし、UDNSPORTS(代理人事務所)さんの力のおかげだなと感じています」

―その間のトレーニングはどのように行っていたんですか。
「離脱が発表されてからは全体練習が全くできていなかったので、最初のうちは川崎のクラブハウスで身体を動かさせていただいて、時間がかかるということが分かってからは、UDNさんにグラウンドやジムを取ってもらって、個人で動ける環境を整えていただきました」

―フィットネス面に加えてメンタル面の難しさもあったと思います。川崎Fのサポーターからも元気でやっているんだろうかという心配の声を目にしました。
「時間(欧州移籍市場の締切)も迫ってきていましたし、契約の問題なのでどうなるかわからないということで緊張感もあったし、僕にはどうすることもできない難しさはありました。」

―おそらくその心労の背景にはすでにチームを離脱するという思い決断をしていたことも要因にあったと思います。
「本当にその通りですね。リリースも出ていて、チームの練習からも外れていたので、これで行けなくなってしまったら既存の選手や、僕に代わって新しく入ってきた選手へのリスペクトもないし、チームにとってはいらない心配をかけたと思います。そういう面で早く決まってほしいなとずっと思っていましたね」

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