日本代表 北中米W杯アジア最終予選メンバー発表、森保一監督会見要旨
ゲキサカ / 2024年10月3日 20時23分
―山本ダイレクターが10月からが本番と言ったが、まさにアウェーのサウジアラビアは前回など日本の歴史ではなかなか勝てていない。経験を活かしてどのように戦いたいか。オーストラリアもアジアの強豪で、どのような試合をしていきたいか。
「まずは完全アウェーの中、すべての環境で厳しい戦いを覚悟して、試合に挑まなければいけないと思っている。スタジアムの雰囲気はもちろんだが、まずは我々が今持てる、その時に出せる最高のパフォーマンスをできるように準備しないといけない。前回のW杯予選でもサウジアラビアと対戦させていただいて、同じタイミングで試合をしているし、経験がある中、日本もまだまだ暑いが、だいぶ涼しくなっていることであったり、日本代表の選手の大半がヨーロッパでプレーしており、すでに涼しいよりも寒くなっている中、(サウジアラビアでは)30度越えの気温の中で戦わないといけない、2日間ほどで暑熱対策をしないといけないことは簡単にできることではない。むしろできない中でどう戦っていくかという非常にタフな戦いになる。一人一人、チームの最高のフィットネスの状態を上げることと、体力的にも非常に厳しい戦いになるので、チームとしての戦い方の意思統一をどれだけイメージを持ってできるかということと、個々の役割をしっかり整理した上で、選手が持っている個々の力をチームとしてつなぎ合わせて、厳しい試合を勝ち取れるように準備しなければいけない。一番大変なのは暑さとの戦い。その中でパフォーマンスを発揮できるかがカギになる。前回も選手たちがサウジアラビアで非常にいい戦いをしていたが、疲労が出ていた中、一つのミスで決勝点を奪われた経験もしているので、チャレンジしつつも、致命的になるミスは起きないようにしっかりと戦術的にも準備しないといけない」
―9月からの変更は3選手にとどめたが、コアなメンバーが固まっている印象がある。現状のチームを成熟させる部分と、新しい戦力を呼びたいという思いとのバランスをどう考えているか。
「まずは活動ごとにベストなメンバー編成、チーム編成をして臨んでいくということで毎回選手選考をさせてもらっている。固まったメンバーでいま活動が進んできているような印象があるかもしれないが、選考ではフラットに見ている。コアなメンバーを確認しながらもフラットに、どの選手がこのメンバーに入って来られるのか、次の活動に招集すべきかを考えて招集の議論をさせていただいている。コアなメンバーが固まっているというより、コアなメンバーが存在感を見せ続けているので、ここにコアなメンバーとして名を連ねることになっていると思う。新しい選手、これまで見ていなかった選手、招集できていなかった選手をまたチームの中に迎え入れることについては、常に代表の戦力になりうる選手は招集したいという気持ちは持っているし、その見方を持って選考の段階から現地の試合視察、映像での試合視察をしている。ありがたいことにリスク管理として23人のベンチメンバープラス、4人のバックアップメンバーということで、そう決まってはいないが、そのくくりで活動させてもらっているので、プラスアルファの部分で戦力となりうる選手、いまも戦力だがさらに伸び代がある期待のある選手も招集させてもらえているので、バランスという点ではお答えしづらいが、勝利するために編成した選手と、プラス将来の期待枠というところも招集が可能な体制をJFAの皆さんに作っていただいている」
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