反骨心を原動力に予選で8発や貴重なアシスト。堀越の2年生エース、FW三鴨奏太は選手権で「自分の価値を高める」
ゲキサカ / 2024年12月28日 8時0分
第103回全国高校サッカー選手権が28日に開幕する。前回大会3位の堀越高(東京A)は予選で8ゴールの2年生エースFW三鴨奏太(2年=FCオーパスワンU-15出身)に注目だ。決勝では延長戦での決勝PKを含む2ゴール1アシストの活躍。準決勝でもスルーパスでゴールをアシストしている。
決勝での先制点のシーンでも見せた柔らかいボールタッチや、左右両足から繰り出すパス、シュートなど技術力の高さが光る。加えて、身体の強さが向上し、馬力のある動きでも相手の脅威になれるタレントだ。小中学生時代の悔しさや、1年前の悔しさもエネルギー、反抗心に変えて飛躍したFWは2度目の選手権挑戦。ブレイク候補の三鴨がどのような心境でこの1年間を過ごしてきたのかや、自身の性格、スパイクへのこだわり、そして選手権に対してどう向き合っているかについてなどを語った。
ー開幕間近だけど、今の心境はどうかな?
「去年の色々な思いもあるんで、ほんとにやるだけだなという感じです」
ー選手権という緊張もある。
「ここ入る時から選手権に出るためにはここに来てないので。1つの大きな大会だと思って臨むので、あまり選手権だからって言って特別な思いっていうのはないですし、特別な緊張感もなくて、1つのリーグ戦と同じぐらいの緊張感を持ってやります」
ーみんなが選手権って力入ってるとこだと思うけど、ちょっと向き合い方が違う。
「高校入る時から、高校サッカーでやるか別のクラブでやるかっていうのはそこまでこだわりがなくて、高校サッカー選んだ理由も別に選手権じゃないので。その先の進路を考えた時に、『ここがいい』って思って選んだんで。とは言っても、選手権はこの高校サッカーをやっている人間としては多分1番大きい大会だと思うんで、そこに対する注目度だったり、自分がそこで何か起こせばこの先の人生が変わるっていうのは分かってるんで、あまり特別な思いはないですけど、そこでやったことがこの先の人生大きく変えると思うんで、そこに対してのワクワク感はあります」
ー実際、予選は少し名を上げる機会になったかなと思うけれど、振り返ってみて。
「大会では得点もいっぱい取れて、アシストもいっぱいできて、結果的に優勝で終われて、ほんとにこの予選、この選手権で自分の人生変えようと思ってたんで、まずはほんとに東京都代表として出れるっていう、そこが決まった時はほんとにホッとしたし、特に自分が点取って活躍することができて、ほんとにホッとした気持ちが1番大きかったです」
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