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松本人志に「素人と揉めるのアウト」と痛烈批判の中田カウス…反社と親密交際バラされた過去

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月10日 9時26分

写真

中田カウス(C)日刊ゲンダイ

「松本はアウトやて。客、素人に手をつけたのであれば」

 写真週刊誌「FRIDAY」(4月19日号)で、「週刊文春」発行元の文藝春秋と裁判中のダウンタウン松本人志(60)をこう痛烈批判しているのが、ベテラン芸人の中田カウス(74)。

「『素人の女子と揉める。これはもう最低やわ』と話しているカウスは、松本だけでなく、吉本興業前会長の大﨑洋氏批判も展開。11年に暴力団との黒い交際で電撃引退した島田紳助さんは『大﨑に潰された』と語っています」(スポーツ紙記者)

 一見、もっともらしく語っているかに聞こえるカウスだが、冷めた目で見ている関係者が少なくないという。それはなぜなのか。

「FRIDAYはカウスのことを“大阪芸人のドン”と書いていますが、ドンと言われるのは実力があって、慕われている人のことを指します。『中田カウス・ボタン』という漫才コンビで活動してきましたが、東京ではほぼ無名な上、実力では故・横山やすし、西川きよしのコンビやオール阪神・巨人に劣っています。かつて山口組の渡辺芳則5代目組長との交際を吹聴してきた過去もある人間に、こんなこと言われる筋合いがあるのでしょうか」(元吉本所属の中堅芸人)

 FRIDAYにはカウスの肩書が吉本興業元特別顧問と書かれてある。だが、カウスが特別顧問に就任した当時、吉本の重鎮たちからは疑問視する声が挙がっていたという。

「吉本元会長で創業家の林家に婿入りした故・林裕章さんはガードが甘く、女性スキャンダルなどを抱えていた。そのスキャンダルを処理したと言われるカウスを特別顧問に押し上げたのは、林さんでした」と言う吉本元社員はこう続ける。

「カウスが『大﨑に潰された』と言っている紳助は暴力団との黒い交際で引退しましたが、暴力団とのメールのやり取りが出てしまっため、大﨑さんは断腸の思いで紳助さんに引退を勧めたんです」

 05年に林会長が62歳で亡くなった2年後、吉本興業のお家騒動が勃発。創業家の林家と当時の吉本の経営陣が対立した際、暗躍したと言われるのがカウスだった。

■吉本創業家・林裕章元会長夫人と週刊誌上でバトル

「林前会長の長男の役員昇格を当時副社長の大﨑氏が拒否したことで、経営陣と会長夫人のマサさんとの間でお家騒動が勃発。騒動が始まるや、カウスが経営陣に寝返ったことで、マサさんとカウスが週刊誌上でバトルを展開。マサさんはカウスと山口組5代目の交際を暴露したのです」(芸能ライター)

 経営陣の勝利で幕を閉じた吉本のお家騒動だが、その後、カウスは吉本内で発言力を強めていったという。

「カウスは今回、紳助を潰したと大﨑さんを批判していますが、お家騒動で特別顧問を辞任したカウスを優遇したのは他でもない大﨑さんでした。紳助は暴力団との親密交際で引退会見をした後、『カウスと大﨑にハメられた』と本音を漏らしたと言われていますが、その翌年の元旦に大﨑さんは紳助に対して復帰のラブコールを送り、プライベートでゴルフをするうち、誤解が解けているはずです」(前出・吉本元社員)

 暴力団排除条例施行の約2か月前の11年8月、紳助さんは電撃引退。

「カウスが『松本はアウトや』と苦言を呈したのは正論ですが、カウスの正体をよく知る関係者は理解に苦しんでます」(前出・芸能ライター)

 カウスの告白は不評を買っているという。

(本多圭/芸能ジャーナリスト)

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