1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

中田カウス「松本人志批判」の背景 40年以上前から危惧していたNSC芸人の暴走

東スポWEB / 2024年4月5日 5時21分

文藝春秋を訴えた第1回口頭弁論が終わったばかりのダウンタウン・松本人志に対し、思いもよらぬ〝口撃〟が浴びせられた。4日発売の写真週刊誌「フライデー」で、吉本興業の〝陰のドン〟とも言うべき大御所漫才師「中田カウス・ボタン」のカウスが松本を〝一喝〟。このウラには、実に40年以上にわたるカウスの思いがあるという――。

女性問題を報じた週刊文春を発行する文藝春秋などを相手取り、5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が先月28日に開かれたばかりの松本に予期せぬ〝口撃〟だ。4日発売の「フライデー」が、カウスの〝松本批判〟を報じたのだ。

松本は、後輩の〝アテンド芸人〟を使って性行為を目的とした飲み会を開いていたと文春に報じられたが、カウスは「フライデー」の取材に対し「松本はアウトやて。本当に客、素人に手をつけたのであれば」と一刀両断に斬って捨てた。

カウスはさらに「お客を大事にせなあかん、という芸人の意識があったらそういう気分にならへん」ともコメント。そのうえ松本だけではなく、〝ダウンタウン育ての親〟と言われる吉本興業の前社長・大﨑洋氏に対しても「僕の57年の吉本芸人生活の中で一番の大きな失敗は、大﨑を社長にしたことや」とまで語った。

性加害報道があってから、松本が吉本の先輩芸人から批判されるのはカウスが初めてではない。松本の女性問題を昨年末に文春が報じてから、松本を猛批判していたのがベテラン漫才師・西川のりおだ。

のりおは、松本が裁判に注力すべく芸能活動を休止したことについて「ホントに自分に(問題が)なかったら休業することはないと思う」。また芸人仲間が松本を擁護することについては「ちょっと内側からの、寄りのコメントはやめておいた方がいい」などと話していた。

吉本の先輩芸人は、松本にとっては本来なら〝身内〟であるはず。それでも批判を浴びてしまったのは、実に40年以上にわたる長い経緯があるという。

松本は周知のとおり、吉本が1982年に設立した吉本総合芸能学院(NSC)の1期生だ。同期には相方の浜田雅功をはじめトミーズ、ハイヒール、吉本新喜劇の内場勝則などがいた。

当時を知るお笑い関係者は「今は、吉本の芸人のほとんどがNSCの出身だが、NSC設立前は誰かの弟子になる以外、芸人になる方法がなかった。そうした中で設立されたNSCの1期生は、師匠の教育を受けていないため『あいさつができていない!』など、先輩芸人の批判が浴びせられた」と明かす。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください