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岩井ツインズの姉・明愛 海外メジャー直前に完全復活の狼煙を上げられるか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月12日 9時26分

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岩井明愛(左)と妹の千怜(C)共同通信社

 今季初Vで連覇なら最高だろう。

 12日開幕のKKT杯バンテリン女子オープン(熊本空港CCカントリークラブ=6518ヤード・パー72)で連覇を狙うのが岩井明愛(21)だ。

 昨年の大会でツアー初V。妹・千怜と双子そろっての優勝は史上初だった。明愛はその後、9月に2週連続で初日から首位を守る「完全優勝」を達成。トップ10入り18回でメルセデスランキングを3位としてシーズンを終えた。

 迎えた今季、千怜は開幕戦を制し、6試合でトップ10入りがすでに3回あるが、明愛はアクサレディスで6位に入った1度だけ。開幕2戦目の明治安田レディスでは、初日に80と大きく崩れ、昨年8月のCAT女子以来の予選落ちも喫した。妹に比べて元気がない。

「原因はパットです」と、ツアー関係者がこういう。

「相変わらず飛距離(250.61ヤード=6位)は出るし、今季もパーオン率は1位です。前週は姉妹で同組になり、笑顔でプレーしていましたし、体調が悪いという話も聞きません。でも、ティーショットがラフに行くことが多く、バーディーを取りやすいラインに乗らない。どの大会でもパッティングのタッチが合わないようでしたね。先週は最終日にボギーフリーの67で31位から12位へ順位を上げ、らしさを見せた。来週は海外メジャーのシェブロン(選手権=テキサス州ザ・クラブ・カールトン・ウッズ)に『3月の世界ランク40位以内』の資格で出場する。今週はいいイメージが残るコースで大会連覇を達成し、気分よく渡米したいはずです」

 開幕前日に明愛は「最近はショットもパターもだんだん良くなってきている」といった。本人も「ツインズ」ファンも願うのは姉妹での優勝争いだろう。

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