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小沢一敬&渡邊センスと組んで勝算は? 松本人志「月額制独自プラットフォーム」に滲むプライド

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月3日 9時26分

小沢一敬&渡邊センスと組んで勝算は? 松本人志「月額制独自プラットフォーム」に滲むプライド

松本人志と小沢一敬(C)日刊ゲンダイ

 芸能活動を休止していたダウンタウンの松本人志(61)が活動再開に向けて動き出した。昨年12月25日に配信されたインタビュー記事によると、松本は文藝春秋への訴えを取り下げたことや、会見しないことの理由、現状のテレビ業界への思うことなど、多岐に渡って語った、その中で特に注目を集めたのが、月額制の独自のプラットフォームを立ち上げるという構想についてだ。

 スポンサーの兼ね合いも含めて、地上波テレビへの復帰は容易ではないことは想像に難くなく、松本側が訴えを取り下げた時点で、ネットフリックスやYouTubeなど、スポンサーの顔色を伺わずに成立するプラットフォームでの復帰が予想されていた。

 しかし、松本が構想しているのはそのいずれにも属さない新たなプラットフォームを作るというもので、これはAmazon Prime Videoで配信されているバラエティー番組「FREEZE」や、「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)など、さまざまな人気コンテンツを生み出してきたという自負を感じさせる選択だ。

 だが、これに対し《お金払ってまで見たい人がどれだけいるのかね。アマプラとかネトフリのコンテンツのひとつだったら見たい人多いと思うけど》と、独自プラットフォームで視聴者を獲得するのは現実的に厳しいのでは…という冷静な意見も目立っている。

■宮迫博之に苦言を呈したためYouTubeは手を出しにくい

「過去にフジテレビ系『ワイドナショー』で、YouTubeチャンネルを開設した宮迫博之さんに対し、『YouTubeに関しては、ちょっとどうなの?ってとこは久しぶりに言いましたよ』など、苦言を呈していた手前、YouTubeでチャンネルを立ち上げるのはプライドが許さなかったのだと思います。また既存プラットフォームの力を頼らず、自分たちのファンをターゲットにするというところに、芸人としての自信を感じますが、母数がゼロの新規プラットフォームで、コンテンツとして未知数のものに課金してまで見る人がどれだけいるのかという疑問は拭えません」(動画コンテンツ制作関係者)

 さらに松本は、そのプラットフォームでアテンド役疑惑のあったスピードワゴンの小沢一敬(51)やクロスバー直撃の渡邊センス(40)の復帰の場に当てるつもりとも語っている。

「多くの人気コンテンツを生み出しているので、最初は話題になるとは思いますが、身内ノリ自体に拒否反応を示すテレビの視聴者もいた中で、課金システムを用いながら、騒動を想起させる人を出演させつつ、どこまで好きなことがやれるかという課題はあると思います」(同)

 また松本は、「テレビへの決別だとか、反テレビだとか、そういうものではないということです」とテレビでの活動を諦めたわけでもないようだ。

「松本さんはインタビューで芸人は大阪と東京で二回売れないといけないという話を用い、『今までの"売れる"とは違うのかもしれませんけど、ここから三回目を目指そうと思っています』と述べていました。この言葉から、新規のプラットフォームで支持率を見せつけ、再度テレビにとっても必要な人材と思わせる戦法であることも伺えます」(芸能ライター)

 松本は、独自プラットフォームで三回目のブレイクなるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 自らの騒動に巻き込む形になってしまった後輩芸人たちの復活を後押ししようとするのも、大物芸人・松本人志の矜持なのか。沈みかけていた後輩芸人たちは松本の力で再起を図ることができるのか。■関連記事も要チェック。

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