エヌアイシ・オートテック、タイに海外初の子会社を設立

アルファフレームを使用したFA関連製品。

　2015年1月13日、エヌアイシ・オートテック(以下、NICA)は、同日開催の取締役会において、タイに海外初の現地法人を設立することを決議したと発表した。

　アジア地域にはNICAの取引先を含め多数の日本企業が進出、製造業においては生産効率の向上や品質の安定化に向けた自動化・省力化装置(以下、FA装置)のニーズが年々高まっている。日系企業に納入したNICA社製のFA装置もアジア地域で多数稼動、メンテナンス体制や現地でのニーズに迅速に対応できる体制の強化が急務となっている。

　このような状況に対応するために、主力製品である機械構造用アルミフレームシステム(製品名、アルファフレームシステム)の加工・販売、これらを活用した構造物およびFA装置の設計・製作・販売の拠点として、タイに現地子会社を設立することにした。

　新子会社のエヌアイシ・オートテック(タイランド)株式会社(予定)は、資本金1000万バーツ(約3600万円)でNICAが99％出資、アルファフレームシステムの加工、販売およびアルファフレームを活用した構造物やFA装置等の設計・製作・販売を目的に2015年1月下旬までにバンコクに設立する。

【編集 : ＹＫ】