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夢や目標のある人にこそやってほしい…人生の“取捨選択”ができるようになる「ある習慣」とは

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年3月23日 10時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

「いつか使うかも」「もったいない」という理由でなかなか物を捨てられない、という人は少なくありません。しかし、「ものを所有するだけで管理コストがかかっている」と、ベストセラー作家である有川真由美氏はいいます。有川氏の著書『お金の不安がなくなる小さな習慣』より、「ものを所有すること」が私たちの人生にもたらす影響について詳しく見ていきましょう。

服は流行よりも“自分スタイル”を追求する

賢いお金の遣い方をしている人の見た目の特徴としてあげられるのが、“おしゃれ”なこと。といっても高級ブランドや流行の服を着ているわけではありません。

だれもが手に入れられる価格帯の服ではあるけれど、着るのは自分をより“魅力的”に見せてくれるアイテムを選び、自分の体型や内面をよく知っているのでカッコよく、美しく見える。「私はこんなスタイルが好き」と自分の世界観をもっているため、ムダなく、優れた“コストパフォーマンス”を発揮するのです。

よく「コスパがいい=価格が安い」と勘違いしていますが、ほんとうの「コスパがいい」は、その費用(コスト)に対して、効果(パフォーマンス)が高いこと。だから、バーゲンで手に入れた服でもタンスの肥やしになったり、ほかの服と組み合わせができなかったり……と活用できなければ、コスパが悪いことになります。

おしゃれな人は、服は自分を演出して、まわりからの信頼を得られるもの、自分の気分を上げてくれるもの、仕事や生活の質を高めてくれるもの……とひとつの“投資”だと理解しているので、服を買うときにも自分なりのこだわりが生まれます。

たとえば、自分のファッションの方向性や“定番スタイル”“ベース色”を決めているとクローゼットの服が少なくても、コーディネートが容易になります。また、服にお金をかけなくても、毎日使う靴、アクセサリー、バッグなど一点にこだわる人も多く、大人の品格を感じさせます。

ほかにも、かならず試着してサイズが合っているもの、家で洗えて型崩れしないもの、動きやすく肌触りのいいものなど、それぞれの“費用対効果”があるでしょう。

服は価値を生み出す“投資”ですが、センスも問われます。自信がない人は、最初はだれかに客観的なアドバイスをもらうことをおすすめします。

クローゼットの「適正量」を決めて、それ以上はふやさない

ついムダな買い物をしてしまい、活用できないことの大きな原因は、家にあるものが多すぎること。たとえば、クローゼットに服がぎっしり詰まった状態だと、どこになにがあるのか把握しきれなくなり、似たような服や、コーディネートしにくい服を買ってしまいます。

お金の管理ができている人は、ものの管理もできているもの。適正量を決めていて、それ以上はふやさないことにしているのです。

クローゼットは、服や下着、靴下、バッグなど余裕をもって収まる程度の適正量にして、それをキープ。手持ちの服を厳選すると、使用頻度が高く、日々のコーディネートであれこれ悩まなくなります。服が数多くあると「たまにはこの服も着なきゃ」と服に振り回される感覚になります。「ものを所有するだけで管理コストがかかっている」という考えは、ベースにもっておいたほうがいいでしょう。

本も、適正量を決めなければ、どんどんふえていくもののひとつ。私も本棚を買い足したい気持ちになることがありますが、よく考えると、何度も読み返す本はそれほど多くないのです。存在すら忘れている本もあるほど。新しい本がふえて、本棚からはみ出した分は、リサイクルか人に譲るかで処分します。

食器類、調理器具、タオルなども収納スペースに収まるだけの量に調整しましょう。ティッシュや洗剤などの消耗品は安いときに買いすぎてしまいがちですが、一定量を超えると在庫確認がしにくくなります。

管理の基本は、“所有量”。適正量を守れば、時間も使うお金もスリムアップできるのです。厳選したお気に入りのものだけで暮らす快感を、ぜひ味わってください。

“取捨選択”のクセをつく「ある習慣」とは?

「お金持ちの家はものが少ない」などと言われることがありますが、多くの人はなんとなくイメージできるはず。テレビドラマや雑誌に出てくるリッチなお宅は、広いこともありますが、床や壁面が広く露出していて余裕を感じさせます。

対して、経済的に余裕のない家庭ほど、細々した生活用品が山積みされていたり、ひどい場合は足の踏み場がなかったりします。私も、もともとは、ものを捨てられない性格でした。手放すことは、ときに痛みや不安を伴うもの。「いつか使うかも」「もったいないから」という気持ちもあり、捨てる決断を先送りするうちに、どんどんものがふえていきました。

しかし、それらのほとんどは使わないもの。あれもこれもととっていると、ほんとうに必要なもの、大切なものが紛れてしまい、見つけにくくなるのです。

お金や時間の余裕を自らつくってきた人は、“取捨選択”ができる人といえます。仕事も生活もなにを取り入れて、なにを捨てるか判断することの連続。自分にとって大事な部分にお金と時間を集中させて、あとは切り捨てる勇気が余裕をつくります。

また、夢や目標を叶えたい人、自分の会社や家族など守るものがある人など、なにかを得ようとするなら、なおさら「捨てる勇気」が必要でしょう。

そんな“取捨選択”をするためにも、まず「3秒以内に捨てる」習慣をおすすめします。捨てる判断基準は「いま、使っているか」がすべてです。「これは半年使ってないな」などと思ったら、その場で3秒以内に捨てて。ゴミ捨てや掃除の前に家をぐるりと一周してチェックするのもおすすめ。思い出の品などは厳選して小さな“思い出ボックス”を作るか、写真に撮ると捨てやすくなります。

「要るもの」「要らないもの」を仕分けして、少ないもので暮らそうとする習慣は、お金の不安も小さくしてくれるはずです。

有川 真由美 作家

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