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お金持ちになるための鍵となる考え方は?心配しすぎて「やらない理由」を探さない

THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年3月30日 11時15分

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(※写真はイメージです/PIXTA)

お金持ちになるための鍵は何だと思いますか? 副業の学校「副業アカデミー」の代表・小林昌裕氏は著書『お金持ちがこっそり始めてる「くせ強」資産ブースト術 1億の壁を超える「シンお金の増やし方」』のなかで「マインドセット」だと言います。心配しすぎてやらない理由を探さないとはいったいどういうことなのか、小林氏の考え方をご紹介します。

心配していることの9割は起こらない

禅のお坊さんが書いた『心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』(三笠書房)という本がヒットしましたが、この本のタイトル通り、とにかく人間は、心配しすぎだと私は感じています。

投資において、心配しすぎでやらない理由を探して、チャンスをみすみす逃している人がどれだけ多いことか……。私は心配事の「9割」どころか、「9割5分」は起こらないとすら思います。

外出しようとして玄関のドアノブを握ったときに、「もし外に出た瞬間、突然風が吹いて、隣の家の屋根瓦が飛んできて自分の頭に当たったら死んでしまうかもしれない」と考えて、外出するのをやめる人がいるでしょうか。誰もやめることはないはずです。普通はそんな心配、しませんよね。

しかし、何か新しいことを始めようと挑戦の階段を上がろうというまさにそのとき、「外に出たら屋根瓦が飛んでくる」のと同じくらいの心配をする傾向があります。私が初めてマンションを買ったときに、地震が来たらどうしよう、隕石が落ちてきたらどうしようと心配したのが典型的な例で、過剰に心配してしまうものです。

それは、潜在的に怖いから、逃げたいから、そして行動したくないから、そのような思考に陥ってしまうのです。

「自分が心配していたことの9割は起こらない」。ぜひ、そう思いながら挑戦の階段を上ってください。

ただし、慎重になるなという意味ではありません。最初にリスクをきちんと抽出して、取れる範囲のリスクしか取らないということを行動基準にして厳守していけば、仮に心配している1割の事態に陥っても、大ケガはしないはずです。

取れる範囲のリスクであれば、今度はそれを乗り越えていく挑戦が始まると思考を変えていけば、新しいワクワクが始まります。

楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する

私がアパート一棟ではなく、区分マンションから不動産投資を始めたのは、取れるリスクの範囲内だったからです。

たとえば、いきなり輸入品を仕入れて売るのが怖ければ、まず身の回りの不要品を売るところから始めればいいだけです。今の自分にできる範囲、取れる範囲のリスクで挑戦の階段を一段ずつ上がっていくべきです。逆にここで二段飛ばし、三段飛ばしの冒険は危険すぎます。

つまり、心配する必要がないということではなく、その心配を小分けにして、1つずつ解消していくということに尽きます。成功するか失敗するか5分5分という状況で行動してはいけません。心配の1割が残っても、それが乗り越えられるものになってから、挑戦するべきです。

京セラを設立した稲盛和夫さんの言葉に、「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」というのがあります。私は、稲盛さんのこの言葉を知る前から、ほぼ同じことことを心がけてきました。あるとき、稲盛さんの本を読んでこの言葉に出合い、「うわー、この考えは僕と同じだ!」と驚いたものです。そして答え合わせができたようでうれしかったことを覚えています。

何か新しいことに挑戦しようとする場合、最初に「難しい」「失敗するかも」と心配するのは当然ですが、それではなかなか最初の一歩が踏み出せません。そこで、初めに楽しいことを考えるのです。

「副業で月5万円稼げたら好きなものを買えるな」

「もしアパートのオーナーになれたら毎月家賃が50万円入ってくるな」

「本を出版して書店に自分の本が並んだら最高だな」

これが楽観的構想というもので、ワクワクできる夢のようなものです。しかし、それだけでは計画はうまく進みません。

そこで次に考えるのが悲観的計画です。これが非常に重要で、このプロセスこそリスクの抽出です。

「副業のために睡眠時間を削られたとしても、ちゃんと本業ができるかな」

「借金5,000万円で物件を買ったとして、空室が半年続いたらいくら自分で負担しなきゃいけないのかな」

「自分の本を書いたところで出版社に相手にされなかったらどうしよう」

実際に行動に移していく前に、マイナスの面も綿密に検討する悲観的計画でリスクをつぶすことができたら、ようやく楽観的実行です。

これこそ、「心配していることの9割は起こらないよね」という楽観的実行そのものです。

何かを始めるときに、楽観的〜悲観的〜楽観的という思考のプロセスを繰り返していくと、行動の立ち上がりがスムーズになり、行動が継続しやすくなる効果があります。それが私の行動指針です。

小林 昌裕

副業専門スクール『副業アカデミー』代表

副業専門家

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