人気4モデルで撮り比べ!スマホカメラ頂上決戦

&GP / 2019年7月31日 23時0分

写真

人気4モデルで撮り比べ!スマホカメラ頂上決戦

進化を続けるスマホのカメラ。ハイエンドモデルでは、もはやデュアルカメラが当たり前。画角が異なる3つのカメラを搭載する機種も増えてきました。

トリプルカメラを搭載する最新スマホは、本当にきれいに撮れるのか? ソニーモバイル製の最新フラッグシップ「Xperia 1」と、サムスン製の最新フラッグシップ「Galaxy S10」で同じ被写体を撮り比べてみました。

もちろん「レンズの数が多い=画質が良い」とは限りません。レンズが1つでも自分好みの画質で撮れるのなら、それで十分ですよね? というわけで、シングルレンズながら、カメラ性能の評価が高い「Google Pixel 3a」と、広角+望遠のデュアルカメラを搭載する「iPhone XS」も比較対象に加えました。

 

■スペックではXperia 1とGalaxy S10がリード

まずは、4モデルのメインカメラのスペックを抑えておきましょう。スペックでは、超広角撮影が可能で、光学2倍ズームでも撮影できるXperia 1とGalaxy S10がリードしていると言っていいでしょう。

 

▼Xperia 1

超広角:F値2.4/約1220万画素
標準:F値1.6/約1220万画素(デュアルピクセル)
望遠(光学2倍):F値2.4/約1220万画素

 

▼Galaxy S10

超広角:F値2.2/約1600万画素
広角:F値1.5/2.4 自動切替/約1200万画素(デュアルピクセル)
望遠(光学2倍):F値2.4/約1200万画素

 

▼Google Pixel 3a

標準:F値1.8/1220万画素(デュアルピクセル)

 

▼iPhone XS

広角:F値1.8/1200万画素
望遠(光学2倍):F値2.4/1200万画素

 

■風景が鮮やかに撮れるのは?

晴れた日に緑が豊かな公園の景色を撮影してみました。ピントは手前の樹木の葉に合わせました。

 

▼Xperia 1で撮影

実際に見えた色に近いナチュラルな色調で撮れました。雲や池の水面もリアルに捉え、いかにも日本の夏の風景といった写真が撮れました。

 

▼Galaxy S10で撮影

木の緑や空の青が、実際に見えた以上に鮮やかな色に。これが、Galaxyが提案する理想的な色なのでしょう。SNS映えする色合いですが、好みは分かれるかもしれませんね。

 

▼Google Pixel 3aで撮影

手前の樹木はやや暗めで、日光が当たる部分は明るく、コントラストが強めの写真が撮れました。空の青や葉の緑はやや強調される印象です。

 

▼iPhone XSで撮影

他の3モデルと比べると、かなり明るいトーンで透明感のある写真に。少し露出(明るさ)を下げたいと思う人もいるでしょう。

 

■夜景がきらびやかに撮れるのは?

最近のハイエンドモデルは、暗所での撮影性能が強化される傾向があります。そこで夜景を撮り比べてみました。手持ちでもブレずに、鮮明な画質で撮れるのは、どのスマホでしょうか?

 

▼Xperia 1で撮影

暗い場所は暗く写り、明るい光が際立つ見栄えのよい写真が撮れました。ピントを合わせる個所によって全体の明るさが変わるので、好みの明るさで撮影しやすく感じました。

 

▼Galaxy S10で撮影

暗い場所ではF値が1.5になり、明るく撮れることがGalaxy S10のアドバンテージ。明るくシャープな画質で撮れました。スマホでここまで撮れるのか! と驚く人も多いでしょう。

 

▼Google Pixel 3aで撮影

Pixel 3aには「夜景モード」があるので、それに設定して撮りました。やや露光時間が長くなりますが、ブレが補正されて、すっきりと鮮明な夜景写真に仕上がります。

 

▼iPhone XSで撮影

実際に見えるよりも明るく撮れましたが、画質は若干粗くなりました。落ち着いた色合いで、ホワイトバランスが適正に補正される印象です。

 

■料理が美味しそうに撮れるのは?

続いて、やや照明が暗めのレストランで、料理を撮り比べてみました。

 

▼Xperia 1で撮影

照明の色がそのまま反映され、全体的にアンバーっぽい色調の写真になりました。とは言え、明るさは十分で、美味しそうな “照り” も写りました。

 

▼Galaxy S10で撮影

ホワイトバランスが自動で補正され、料理もお皿もテーブルも本来の色で撮れました。トマトやパプリカの赤が強調され、より美味しく見える写真になりました。

 

▼Google Pixel 3aで撮影

接写に弱いのか、ちょっとピントが甘い写真に。しかし、色味としては美味しそうに写りました。

 

▼iPhone XSで撮影

明るく、クッキリと撮れたのですが、美味しそうに見えるかどうかというと、意見が分かれるかもしれません。ただし、実物に近い色・明るさで撮れた、とも言えます。

 

■人物が際立つポートレートが撮れるのは?

ポートレートを撮り比べてみました。「ポートレートモード」がある機種では、それに設定して撮影しました。

 

▼Xperia 1で撮影

Xperia 1のアウトカメラには「ポートレート」モードはありません。しかし、人物を認識すると「瞳AF」が機能して、瞳でピントを合わせ、人物がきれいに撮れるように設定されます。肌の色もナチュラルに見える範囲で補正されたようです。

 

▼Galaxy S10で撮影

オートの「写真」で撮ると、人の顔のアイコンが表示されました。おそらくポートレートに適した設定になったはず。ですが、美肌補正はされず、背景がぼけることもなく、ごくごく普通の写真に。Galaxy S10には「ライブフォーカス」という背景をぼかせるエフェクトがあるので、それで使ったほうがいいかもしれません。

 

▼Google Pixel 3aで撮影

「ポートレート」モードで撮りました。一度のシャッターで、背景をぼかした写真とぼかさない写真を同時に保存でき、撮影後に背景ボケを調整することもできます。。機能・画質ともに、トリプルカメラを搭載するモデルに勝るように感じました。

 

▼iPhone XSで撮影

「ポートレート」モードで撮りました。背景がナチュラルにボケて、肌も補正されましたが、全体的にやや黄色っぽく写ったのが気になりました。

 

■広い範囲を写せるのは?

トリプルカメラを搭載したXperia 1とGalaxy S10は超広角カメラを備えています。どれくらい広い範囲を撮影できるのか? 4モデルが撮れる範囲を比べてみました。

 

▼Xperia 1で撮影

人の目の視野に近い広い画角で撮影できました。遠近感が強調され、実際よりも広く見える写真が撮れました。

 

▼Galaxy S10で撮影

Galaxy S10の超広角カメラは約123°の視野角で撮影できるそう。実際に撮ってみると、Xperia 1の超広角カメラとほぼ同等の広さを撮影できました。広角カメラで撮ったときと同じように、明るく鮮やかな色で撮れるのも魅力です。

 

▼Google Pixel 3aで撮影

Pixel 3aの標準カメラで撮れるのはここまで。より広く撮影するには「パノラマ」モードを使う必要があります。

 

▼iPhone XSで撮影

iPhone XSの広角カメラで撮れる範囲は、Pixel 3aよりわずかに広い程度でした。今後、超広角撮影に対応するモデルが登場することに期待したいですね。

*  *  *

いかがですか? どのモデルにも一長一短があり、写真の色調も好き嫌いは人それぞれでしょう。なので、順位は決めません。あくまでも撮影見本として、機種選びの参考にしてくださいね。

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング