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[道具の定番]柳宗理の「ミルクパン」で”ていねいな暮らし”気分を味わってみた

&GP / 2017年3月29日 18時0分

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[道具の定番]柳宗理の「ミルクパン」で”ていねいな暮らし”気分を味わってみた

ここ数年、いわゆる “ていねいな暮らし” に憧れを抱いています。とはいえ、慌ただしく過ぎていく毎日において “ていねい” でないことにストレスを感じていても仕方ありません。そこで、筆者が最近心がけているのが、「1日に1回は自分で入れたお茶をゆっくり飲むこと」です。とくにお茶へのこだわりはないのですが、気分転換になるかと思い始めてみました。

この習慣が自分には合っていて、この3か月ほどは毎日続けています。そうなると形から入りたくなってくるんですよね。せっかくなので長く使えるいいものを買おうと購入したのが、柳宗理デザインシリーズの「ミルクパン」。一見するとただの片手鍋ですが、すでに10年以上のロングセラーアイテムなんです。このミルクパンには一体どんな魅力があるのでしょうか?

■グッドデザイン賞も受賞した凛とした佇まい

このミルクパンは、プロダクトデザイナーの柳宗理が手掛けたアイテムです。東京オリンピックでは聖火リレーのトーチ・ホルダーや競技場の座席をデザインし、家具やテーブルウエアから自動車、橋まで、彼の手掛けたプロダクトは多岐に渡ります。

さらに、この鍋は新潟県燕市の金属食器メーカーで熟練工の手作業により作られています。2000年に製造を開始し、同年グッドデザイン賞を受賞しています。

ステンテス製なので丈夫で壊れにくく、光沢を抑えた色味が温かみを感じます。キッチンアイテムは光沢のあるタイプのものが多いので、あえてつや消しというのも面白いですね。サイズは横290×高さ107×奥行き180mmで、容量は1リットル。ちょっとお湯を沸かすときにちょうどいい大きさです。

 

■使い勝手にこだわった細部のディテールが魅力

お湯やミルクを注ぐときにこぼれないよう、鍋の左右には注ぎ口が設けられています。

また、付属のフタもこのカタチにぴったりフィットする形になっており、鍋にセットしままフタを回転させると、本体との間に隙間ができます。

これにより吹きこぼれを防いだり、中身を押さえて余分な煮汁を捨てるといった使い方ができるので、ちょっと野菜を茹でたいときなどにも便利です。

■シンプルだけど所有欲が満たされる名プロダクト

実際に使ってみて感じたのは、とにかくシンプルで使いやすいということ。

ハンドル部分は樹脂製なので、加熱中に熱くなることはありませんし、木製のものとは違って丈夫に仕上がっています。壊れた際はリペアも行なえるので、長く使うにはぴったりな鍋だといえるでしょう。

また、ハンドルには引っかけるための金具が付いているので、キッチンの壁にも簡単に引っかけられます。

今回、私が購入したミルクパンは、本体とフタが合わせて6480円(税込)でした。ミルクパンでこの値段は正直「どうしようかな」と考える人もいると思います。とはいえ、長く使い込むことでその佇まいに深みが出てくるのが魅力。お気に入りのミルクパンを見つけて、ていねいな暮らしに一歩近づいてみませんか?

 

(料理・文・写真/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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