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身近なSDGs「てまえどり」。効果はあるの?

ハルメク365 / 2024年4月5日 12時0分

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こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

最近スーパーやコンビニへ行くと、「てまえどり」と書かれたポップを目にすることがあります。「てまえの商品をとる」ということみたいだけど、賞味期限の遅い商品を奥から探している光景もよく見るわよね。

これってマナー違反なのかしら……? 気になったので、調べてみました!

「てまえどり」ってどういうこと?

てまえどりとは?

てまえどりとは、賞味期限や消費期限の近い商品を進んで買うことを言います。

SDGsで掲げられている169のターゲットの中には、食品ロスに関する国際的な目標が以下のように設定されています。

  • ターゲット12.3……2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる
  • ターゲット12.5……2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する

また、日本の食品ロスの量は事業系で約275万トン、家庭系で約247万トンとなっていて、国民1人あたりにすると1日で約133gの量が廃棄されているという結果に。

これは、お茶碗約1杯分(約150g)に相当する量となり、世界各地で食料問題が深刻化している中、無視できない数値と言えます。

そのような状況の中、食品ロス削減のためには食品事業者の取り組みだけではなく、消費者の協力も必要不可欠という理由から、購入してすぐに食べるものは「てまえどり」をすることを農林水産省が呼び掛けています。

てまえどりすると食品ロス削減効果がある!

てまえどりすると食品ロス削減効果がある!

京都市が実施したモニターによる「てまえどり」の検証によると、てまえどりを実施したモニターの食品ロスが減少していることがわかりました。

もともと、賞味期限や消費期限を確認する人ほど、てまえどりの実施頻度は低い傾向にありました。理由の多くは、期限までに使いきれない心配があったから。

しかし、てまえどりを意識することで、食品ロスへの意識が高まり、家庭からの食品ロス排出量が減少。モニター終了後もてまえどりを実施しようと考えている人が8割にのぼるなど、意識が向上したことが伺えます。

自分のライフタイルに合わせて「てまえどり」を心がけることで、無理なく環境に貢献できるはずです。

※この記事は2023年5月の記事を再編集して掲載しています。

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