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アットホームな空間でほっこり。老舗の日本茶喫茶〈つきまさ 下北沢〉へ

Hanako.tokyo / 2021年10月26日 15時0分

アットホームな空間でほっこり。老舗の日本茶喫茶〈つきまさ 下北沢〉へ

みなさまこんにちは。木村ミサです。急に冷え込んできて、本格的な冬の始まりがやってきました。朝、昼、晩と、ずっとお茶を飲んでいたいので、最近はノンカフェインのルイボスティーが活躍。家でお茶を飲んでいる瞬間はホッとします。そんな今回は、お家のような温かさのあるお店〈つきまさ 下北沢〉へ行ってきました。

下北沢駅南西口を出て少し歩くと、〈つきまさ〉の看板が見えてきます。入り口には看板娘の亀のきんちゃんがひょこっとお出迎え。〈つきまさ〉は昭和53年に創業した下北沢を代表する老 舗のお茶屋さん。私もお茶にのめり込む前から、お散歩がてらよくお茶を飲みに来ていた場所な のです。ここのほっこりしたアットホームな雰囲気がたまらなく好きで、気づいたら何時間もいたというほど心地いい空間が広がり、近所にいる老若男女の憩いの場になっています。

入り口を入ると、目の前には選りすぐりの茶葉や茶器がずらりと並び、茶葉だけを買いに来るお客さんもいるとか。あとでこの中からどれか連れて帰ろう。

【本日の1杯目】「煎茶 つきまさ」

「煎茶 つきまさ」600円

〈つきまさ〉の茶葉は主に静岡県産を中心に扱い、煎茶だけではなく、玉露、番茶など様々な種類のお茶がいただけます。まずはお店の看板の「煎茶 つきまさ」をチョイス。

ここの醍醐味…!お茶を頼むと、たくさんあるお茶菓子の中から好きなものがひとつ選べるのです。どこか懐かしい気持ちになる魅力的なラインナップで、毎回どれにしようか迷いながら選ぶのが楽しみのひとつ。お茶に合わせて、いもけんぴにしてみます。

静岡県産の茶葉を使ったオリジナルブレンドの深蒸し茶。一口目は香ばしさが心地よく鼻にぬけ ながら、すっきりとした味が広がる。渋みも旨味もバランスが取れていて、すっきりさは食事にもぴったり。万人に愛されてきた〈つきまさ〉を表すような味わいです。ポット付きなので何煎でもいただけます。2煎目は渋みが増しつつ、最後はすっきりと着地。どんなシチュエーションにも合わせたくなるような、お店の魅力がつまった1杯です。

【本日の2杯目】「ぐり茶」

「ぐり茶」650円

丸くなった茶葉の見た目がくりっとしているところから「ぐり茶」と呼ばれているそう。釡炒り茶のような見た目ですが、こちらは静岡県産の蒸し製です。苦味を少なくするため、じっくり長く蒸してつくられている、茶葉で静岡県独特の呼び方なのだそう。

茶器も急須も下に敷かれたてぬぐいも、どこかノスタルジックな雰囲気を感じる。これが〈つきまさ〉の好きなところでほっこりポイント。低音で淹れたれた「ぐり茶」は、渋みが少なくまろやかな口当たり。旨味が深く、少ない苦味の中にどっしりとした芯を感じます。あまりなじみがない「ぐり茶」ですが、これを1回飲んだらやみつきになるくらい、私の好みにぴったりの茶葉。お気に入り茶葉ランキング上位に急上昇です。

【本日の3杯目】「梅しょうが番茶」

「梅しょうが番茶」700円

ラストは私の大好きな「梅しょうが番茶」をいただきましょう。〈つきまさ〉には煎茶以外にもちょっとひと工夫したお茶が楽しめます。最初に来たときからずっと頼み続けているもの。体調の悪いときにここの「梅しょうが番茶」を飲みまくって元気になっていた私にとって、元気の源のような存在です。

すりおろしたしょうがと梅に、熱々のお番茶を注ぐシンプルなもの。シンプルだけど、飲んでい るたけでぽかぽかして元気になってくるので、いまの季節は特におすすめです。お番茶の香ばしさとしょうがのピリッとた辛味、そして梅干しの酸味の塩梅が至高。これを何杯もいただきながら、お店にある本や雑誌を読み漁っていると、気づいたら日が暮れているなんてこともしょっちゅう。〈つきまさ〉の居心地のよさと、ぽかぽかしたカラダで気持ちまであたたかくなります。

【本日の甘味】「抹茶ゼリー」

「抹茶ゼリー(お茶つき)」630円

お抹茶のほどよい苦味と甘みがまとまった「抹茶ゼリー」。スプーンですくうとゼリーの真骨頂・ ぷるぷる感を感じることができます。ゼラチンで固まるか固まらないかくらいのとろっと加減にしているため、口に入れたときのすっと広がる口当たりが楽しい。こんなベッドで寝たら快眠だろうなあ…と思ってしまうくらい!ぷるっとしたスプーンのあたりもおもいしろい、どの季節にもいただきたい1品です。

【本日のお土産】「峰の十字星」

「峰の十字星」50g 540円

選りすぐりの茶葉の中から、ジャケ買いで選んだこちらをお持ち帰り。「峰の十字星」は、静岡市葵区の標高500mの高地でつくられた茶葉。80度で1分抽出していただきましょう。蒸らしていると、甘みのある香りが心地よくなります。上品な香りにしっかりとした旨味を感じる味わい。冬の夜空を感じながら丁寧に淹れたお茶をいただくのもよさそう。今度キャンプのお供にしよう。

元々、喫茶店のようなコーヒーをメインに扱うお店がたくさんある中で、「ただ茶葉を取り扱うだけではなく、そのお茶を様々な方法で楽しむきっかけとなれば」という想いがあるのだそう。アットホームな心地のいい空間で取材していると、幅広い層の方々が茶葉を買いに来たり、お茶をいただきながら雑誌を読んでゆっくりしたり、思い思いの過ごし方をしているのが印象的でした。私も、そんな〈つきまさ〉に魅了された1人だと思うとうれしくなる。知っていてよかったなと心から思えるお店です。それでは本日の一杯、召し上がれ!

〈つきまさ 下北沢〉

東京都世田谷区代沢5-28-16
03-3410-5943
11:00〜19:00
火、水曜休
https://www.instagram.com/tukimasa_shimokitazawa/?hl=ja

過去の連載はこちら


本日の至福、このお茶一杯より。一覧

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