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カズ プロ40年目の決意「試合に出たい意欲、出られない時の悔しさは1年目と今と全く変わらない」

スポーツ報知 / 2025年1月11日 15時44分

今季の抱負を語るアトレチコ鈴鹿・三浦知良(カメラ・山崎 賢人)

 日本フットボールリーグ(JFL)、アトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良(57)がプロ40年目となる今季も鈴鹿に残留し、プレーすることが11日の午前11時11分に、保有元の横浜FC、鈴鹿の両クラブから発表された。横浜FCからの期限付き移籍期間は2026年1月31日まで。

 横浜FCのクラブハウスで取材に応じたカズは「今シーズンも戦えるなと、うれしく思う。いい準備をしたい。(プロ40年目は)40年たつのかという気持ちですけど、毎年毎年新たな気持ちでいい準備をして、いいシーズンを過ごしたいと思いながら入る。この年までこうやってサッカーをやらせてもらい、40周年を迎えられるということで、ぜひともいい結果を出したい。鈴鹿のJリーグ昇格を目指して、クラブとして戦っていくと思うので、何とか貢献できるように。まずチームで結果を出せるように、その中で自分もいいプレーをして勝利に貢献できたら」と意気込みを語った。

 背番号「11」へのこだわりについても触れ、「小さい頃から背番号11に憧れていて、自分もつけたいなと思っていた。ポジション的に11番はFWがつけている。元々は左のウイングで、ブラジルで左のウイングが11番だったので、プロでデビューした時から11番をつけていた。それから行くクラブでずっと11番をつけてきたので、11番は自分の歴史かなと思う」と語った。

 2月に58歳を迎えるが「(1年目の頃はここまで長くできると)もちろん想像していたわけではなく、積み重ねてここまできたという感じ。サッカー選手は30歳までやれれば十分というのが(昔は)常識だった。今はサッカー選手の選手生命がだいぶ長くなり、40歳までの選手も増えて、そういう意味では時代も変わっている」とし、今でも変わらないものとして「うまくなりたいと思っている。今でもうまくなると信じている。試合に出たいという意欲だったり、出られなかった時の悔しさだったりは、プロになった1年目と今と全く変わっていない」と強調した。

 改めてプロ40年目のシーズンの意気込みを問われ「毎日の練習があり、シーズンが始まったら毎週試合がある。そこに向けていい準備をして、自分のエネルギーをそこに持っていけるようにしたい」と言葉に力を込めた。

 カズはポルトガル2部のオリベイレンセから、昨年6月に保有元の横浜FCに復帰して鈴鹿に期限付き移籍で加入した。昨年は7月から12試合で無得点。昨年11月24日のJFL最終戦では自身が持つリーグの最年長出場記録を57歳272日に更新していた。

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