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赤楚衛二&錦戸亮、「リベンジ」とは真逆な優しさあふれる第一印象 お互いの共通点も発覚

クランクイン! / 2024年4月11日 6時30分

(左から)赤楚衛二、錦戸亮

 赤楚衛二が主演し、錦戸亮と共演する木曜劇場『Re:リベンジ‐欲望の果てに‐』(フジテレビ系/毎週木曜22時)がいよいよ4月11日よりスタート。欲望や野心に囚われ翻弄されてゆく人々の姿を描く本作で初共演を果たす2人に話を聞くと、作品のテイストとは真逆な、お互いが持つほっこり感が感じられるインタビューとなった。

◆スピーディーな展開に惹きこまれる

 本作は、巨大病院で巻き起こる権力争いをきっかけに、さまざまな事件が起こり、登場人物たちの「野心」と「復讐心」が入り乱れ、人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス。赤楚がフジテレビ系連続ドラマ初主演を務め、錦戸は2019年1月期放送の月9『トレース〜科捜研の男〜』以来のフジテレビドラマ出演を果たす。

――出演オファーをお聞きになった時のお気持ちをお聞かせください。

赤楚:木曜劇場は『SUPER RICH』に出演させていただいたことがあるのですが、そこで主演をやらせていただくというのは本当に嬉しいなと思います。何より今回は復讐劇という、僕の好きなテーマでもあるので、全力で役を生きたいなと思っています。

錦戸:フジテレビのドラマは5年ぶりなんですが、いろんな環境が変わった中で、久しぶりに湾岸スタジオに来た時はちょっと感慨深いじゃないですけど、ソワソワした気持ちもありました。またこうやって呼んでいただけるというのはすごく嬉しいことなので、精一杯自分にできることをできたらなと思っています。

――“リベンジサスペンス”となる本作ですが、台本をお読みになった印象はいかがでしょう?

赤楚:展開が早くて「どうなるんだ!?」というソワソワ感がありました。人のちょっとした憎さ、欲望みたいなものが垣間見られる本だったので、あっという間に読み終えましたし、続きもすごく気になりました。こんなに情報が一気にバーッと来る脚本は初めてでしたね。

演じる海斗はちゃんと欲望を持っていて、次第にその欲望の種類が変わっていくというキャラクターです。欲望の移り変わりが丁寧に描かれていて共感しやすかったですし、この役を演じるのかと楽しみになりました。

錦戸:赤楚くんも言っていたように、スピーディーにバンバン進んでいって、いろんなことが起こるんです。1話終わったと思ったら次の何かが始まったり。でも、人間そうやっていろんな新しい欲望が芽生えていって、目的が変わっていったりすることはありますし、面白くなればいいなって思います。

演じる大友郁弥は、「この人は何を考えているんだろう?」という感じで進んで行くんです。いろんなことが起こって、人も変わっていくでしょうし、誰が変わって、誰が変わらんままなのかわからないですけど、楽しんでいただけたらなと思います。

◆「リベンジ」「復讐心」はあるタイプ?


――演技のやりとりも楽しみですね。

錦戸:楽しみというか、きっちり翻弄していきたいっていうのはありますね。海斗が郁弥に対していろんなことをぶつけてきたりしてもひょいってかわしていくことが結構あって。

赤楚:僕自身だったら、ひょいひょいかわされてしまうんじゃないかと思うくらい、錦戸さんが演じる郁弥は何枚も上手だと思うんです。今回は海斗自身にちょっとクレバーなところもあるので、必死に喰らいついていけたらなと思います。

――お二人は「リベンジ」「復讐」という感情についてはどう思われますか? ご自身の中にもそうした感情はあるタイプでしょうか?

赤楚:大体のことは忘れて楽しく生きようと思うんですけど、意外と負のエネルギー、憎しみとか怒りとかも原動力にはなるので、一概にそうした思いを全部捨てちゃおうともならないですかね。

錦戸:リベンジして勝てそうだったらチャレンジするかもしれないですけど、絶対無理やろうなって思ったら挑まないですね。勝てない相手は山ほどいますから。そういう中で生きていくのも、年を取ってきたら上手になっていきますよね。

――錦戸さんは、5年ぶりのフジ系ドラマ出演です。

錦戸:湾岸スタジオの4階がめっちゃ改装してるじゃないですか。なんやこれって思いましたし、食堂の横のコンビニもあんなに立派じゃなかった(笑)。5年という日数来られんくなるかもしれないことを選んだのは自分なんで。だから久しぶりに来れて、もちろんうれしいなという気持ちはありますけども、別にそれ以上でもそれ以下でもないですかね。

スタジオでは、『トレース』や『ラスト・フレンズ』でお世話になったプロデューサーさんや、監督さん、いろんな人に会いました。それぞれみんな偉くなってました(笑)。

◆初共演の2人 お互いの印象&聞いてみたいことは?


――お2人は今回が初共演となります。(取材当時)まだ撮影が始まったばかりとのことですが、お互いの印象はいかがですか?

赤楚:錦戸さんはフラットで優しくて、すごくホッとしました。あと、素敵ですよね。

錦戸:いやいやいや。やめて(笑)。

赤楚:小学校のころからテレビで見ていたんで。テレビのこっち側の人なんだっていうテンションで、初めてお会いした帰りにマネージャーさんに「うわ~、本物でしたね」みたいに言っちゃいました(笑)。

錦戸:(笑)。僕の赤楚くんの印象は、めちゃめちゃ優しいし、柔らかい雰囲気を持っている方で、こういう取材の受け答えもしっかりしてるなって思いました。あと、楽屋の前を通ったら名前がかっこいいなって思います、“赤楚衛二”っていう字面が(笑)。

赤楚:(笑)。

錦戸:役を通してだと対立するような描写ももちろんあると思うんですけど、僕も穏やかに過ごしたいですし、仲良く和気あいあいとやれればいいなと思います。

――テレビで見ていたというお話がありましたが…。

錦戸:出てましたけど(笑)。いやいや、僕も赤楚くんを見ていたほうだし。一緒にやるとなってから、ネットとかで赤楚くんの記事が出てきたら、タップして(笑)。なんかひげモジャモジャでいるのを見たよ。

赤楚:ありましたね(笑)。

――お互いに聞いてみたいことはあったりしますか?

錦戸:2人でいるときに直接聞きます(笑)。どこ住んでるん?ってリアルに聞きそうになった(笑)。

赤楚:(笑)。関西弁は気になりますね。どちらなんですか?

錦戸:大阪。Wikipediaレベルやん(笑)。赤楚くんは?

赤楚:生まれは大阪なんですけど、育ちは名古屋です。

錦戸:うそ! 大阪どこ?

赤楚:守口です。

錦戸:え!? まじで? 俺門真だから隣だわ。今初めて知りました(笑)。

赤楚:(笑)。ほかに聞いてみたいのは…、なんですかねぇ…。

錦戸:ないやん!(笑) (記者に向かい)無理させないであげてください(笑)。

赤楚:好きな食べ物はなんですか?

錦戸:なんやろ? 桃。

赤楚:…僕、アレルギーなんです…。

錦戸:ごめん…。チェリーもあかんの?

赤楚:(頷く)

錦戸:そうなんや…。アレルギーを知ることは大事やからね。ちなみに僕は猫アレルギーです(笑)。

(取材・文:近藤タイスケ 写真:松林満美)

 木曜劇場『Re:リベンジ‐欲望の果てに‐』はフジテレビ系にて4月11日より毎週木曜22時放送(初回15分拡大)。

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