フェラーリ「SF90スパイダー」は、圧巻の1,000psを放つPHEVオープンスポーツ
IGNITE / 2020年12月24日 21時0分
フェラーリ史上初のPHEVオープンスポーツ「SF90スパイダー」が、伊マラネッロで世界初公開されている。
SF90スパイダーは電動リトラクタブルハードトップを採用しながら、リアミッドに鎮座するV8エンジンをハードトップの開閉状態にかかわらず、いつでも見ることができる。このあたりはオーナー心理が“分かっている”仕様と言えるだろう。
[nextpage title=”凄まじいパワーをオープンエアで解き放て!”]
新型SF90スパイダーは、昨年10月に登場した「SF90ストラダーレ」のオープン仕様で、システム最高出力1,000ps(!)という凄まじいパワーをオープンエアで愉しむことができる。
電動ハードトップの開閉に要する時間は14秒。もちろん、走行中でも開閉操作を可能としている。特筆すべきはその格納方法で、一般的なシステムでは150~200Lを必要とする格納スペースが、わずか100Lに抑えられている。また、リフレクター代わりにもなる電動リアウィンドウも備わる。
パワートレーンは、SF90ストラダーレと同様。フェラーリV8史上最強を誇る4.0LのV8直噴ガソリンターボ(780ps/800Nm)に、3基の電動モーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドを搭載。
駆動方式は、独自の4WDシステム「e-4WD」を採用。合計220psを発揮する3基の電動モーターのうち、1基は後部のエンジンと8速デュアルクラッチ・ギアボックスの間に搭載されてリアアクスルを駆動し、残る2基は左右のフロントアクスルをそれぞれ駆動する。
ドライブモードは4種類で、フロントモーターのみで駆動する「eDrive」、エンジンとモーターが協調する「Hybrid」、スポーツ走行に適した「Performance」、すべての性能を解き放つ「Qualify」から選択が可能。
0-100km/h加速は2.5秒、0-200km/h加速は7.0秒。最高速度は340km/hに達する。
クーペと同等のボディ剛性を確保しながら、優れたエアロダイナミクスも実現したスタイリングは、流麗かつ優雅かつエネルギッシュ。細部をクーペと比較すると、ルーフは20mm下がり、フロントウィンドウの傾斜角度は大きくなっている。
また、クーペのSF90ストラダーレと同じく、サーキット走行に最適化した「Assetto Fiorano(アセット フィオラーノ)」パックも用意される。
(zlatan)
画像元:フェラーリ・ジャパン
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