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有馬温泉で最も小さなホテル「ホテル花小宿」

IGNITE / 2016年5月24日 8時0分

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日本三古泉の一つである有馬温泉は神戸市北区の山峡にあり、草津温泉、下呂温泉とともに三名泉の一つでもある。太閤秀吉が愛した温泉地としても有名で、古くから皇族や文化人に親しまれてきた日本を代表する名泉である。今回は有馬の中心街にある「ホテル花小宿」を紹介しよう。

ホテルに到着すると目の前には温泉旅館の情緒たっぷりの外観。植栽も和のテイストできれいに整えられ、ホテルというイメージは感じられない。「花小宿」は和風建築でありながら「外国人専用ホテル」の風情が偲ばれるよう改装された、有馬で最も小さな温泉宿なのである。

引き戸を開けて玄関に入ると土間があり、右手に食事処、左手の小部屋がフロントである。チェックインを済ませると部屋に案内され、こちらから用事がなければ接客はパブリックスペースのみというホテル仕様。雰囲気のある部屋でまったりと過ごすには最適である。

部屋は畳にベッドの和風ツインや、洋室ツイン、スイートルームなど各部屋の趣は異なるが、いずれも異国情緒漂う魅力的な部屋揃いだ。各部屋はトイレ付きであるが風呂は付いていない。大浴場は苦手という方もいらっしゃるだろうが、花小宿の大浴場は空いていればいつでも貸し切りで利用できるので不便はない。

大浴場はふたつあり、宿のすぐ裏の御所源泉から引いている温泉を掛け流しにしているので湯は新鮮そのもの。うっかり金泉にタオルを浸けてしまうと茶色に染まってしまうほど。

姉妹店である「御所坊」の大浴場も利用できるのでそちらもお薦めだ。花小宿の浴衣で出向けば御所坊のスタッフが温泉に案内してくれる。

食事は花小宿併設の割烹「料膳 旬重」にて。ホテルと温泉宿を和合した宿はパブリックスペースにも浴衣で行けるのが嬉しい。テーブル席とカウンター席があり、オープンな厨房では忙しくも手慣れた手つきで料理ができあがるのが見て取れる。炭火で焼かれる食材や大きな羽釜で炊かれたお米の香りが漂い食欲が湧く。ひと品ずつ目の前に置かれる料理は季節感に溢れ丁寧に作られており美しい。口に含むと深い味わいとともにその香りの良さが鼻に抜け、しばし口福の時間。

チェックアウトは12時。朝食のあと、温泉街の散策にも十分な時間が持てる。お土産物店が並ぶ細い通路の陽だまりには看板猫も寛いでいる。

住所:兵庫県神戸市北区有馬町1007神戸市北区有馬町1007
電話:078-904-0281
サイト:http://hanakoyado.com/

(小椚 萌香)

【参考】
ホテル花小宿 – 高級旅館・高級ホテルの予約ならrelux(リラックス) 

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