アヒル口? 仮面ライダーウィザード。

インフォシーク / 2012年12月4日 17時30分

ビュー、ビュー、ビュービュービュービュー! 戦闘中はかなり緊張感がある。口が無いからか?! 命がけで饅頭を守った、ハリケーンドラゴン。

「口をあけるな!」と、よく怒られた。幼い頃である。

考えごとをすると、どうにもポカンと口があいてしまった。そんな全面バカ剥きだし息子を、親は許せなかったのかもしれない。

私自身の体験でもポカンとしながら自転車を漕いでいると、突然、口の中に蚊のようなものが入ってきて、あぁ、やっぱり口があいているのは良くないのだ! とテンパったり、学校の先生に殴られたときに私の口があいていたため、先生の拳に歯が突き刺さり、先生がまさかの大流血! なんて出来事があったりした。次の日に、私が反抗して先生を噛んだ、と噂が流れたほどで、大変情けない思い出である。先生の手には痛々しく包帯が巻かれていた。

口があいてしまう癖を持つ者の歴史は、意外と暗い。

ところが、アレレ? どうも世の中変わったか? と感じたのは、「アヒル口」(あひるくち)という言葉を聞くようになってからだ。詳細には「天然アヒル口」「人工アヒル口」と区分けされるらしいのだが、その基準での天然アヒル口。こちらの方々はかなりの確率で、ちょいと口があいているように思う。

そのような口が「可愛い!」と流行になったおかげで、ポカンと口があいている派もいつの間にやら市民権を得た様相なのである。なぜこんなことを考えたのかというと、実は12月2日放映の仮面ライダーウィザード(第13話)を見たからである。

仮面ライダーウィザードを彩る、若き俳優の面々。特に、コヨミ(ヒロイン・奥仲麻琴)、瞬平(主役のアシスタント役・戸塚純貴)、そしてこちらは若干なのだが操真晴人(主役・白石隼也)。

なんと…み~んな口があいているのである!

カメラというのは何かしら俳優に緊張感を迫るもの! 自分の顔がアップになったりするのだから演技はしていても人前用の顔になる! と思っていた。蒲田行進曲の銀ちゃんほどではないにしろである。しかしウィザードの若い俳優陣は、そんな状況でみんな口をあけているのである…若さってなんだ!

ちなみに口をあけていると、口呼吸になり、ウィルスが入りやすいので気をつけた方がいい。

世の中がだらしない方向へ進んでいる…なんてつまらないことは、いつの時代にだって言われることだ。実にこのようなことは紀元前から言われていたと聞く。

それを承知で少し申しあげようかと思う。TVドラマであんまり口をあけていると、せっかくの映像に緊張感が生まれづらいように感じるのだが、いかがだろうか。

ちなみにアヒル口を否定するものではない。むしろ確かに可愛い。私は、初代アヒル口はてっきり広末涼子だと思っていたのだが、2012年12月2日現在のウィキペディアによると、初代は鈴木亜美と記してある。このあたりはどうにも納得しづらいので、ぜひ専門家同士で白熱した議論をしていただきたい。

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ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作をしている。

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