リアル・マイケルジャクソン [Vol.67]_2000年inモナコ_いざ、モナコ公国ヘ! ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話~

インフォシーク / 2013年12月19日 17時30分

5月9日リハーサルに出かけるマイケル。他はモナコの様子とヨーロッパ中から集まったファン。

モーナコー!!

「地中海の宝石」と讃えられ、その存在自体がおとぎ話のような国、モナコ公国にわたしたちはやってきた!

5月7日にエールフランスでパリへ飛び、シャルル・ド・ゴール空港で乗り継いでニースに飛び、そこからバスに揺られてモナコへ。ヨーロッパの街並みは、過去のワールドツアーで見慣れたつもりのわたしたちであったが、モナコに到着して驚いた!坂が多く、高低のあるコンパクトな街並は、真っ青な海と新緑の鮮やかさと家々のオレンジや白が見事なコントラストで、思わず息をのむ美しさだ!プロヴァンス地方独特の乾いた空気、さんさんと降り注ぐ陽の光、ゆるやかに流れる時間は、世界有数のリゾート地そのものだ。

今回の旅の目的は、5月10日に開催される「モナコ・ワールドミュージックアワード2000」に出席するマイケルに会うことだ!もちろんアポはない。ついでに言うと、授賞式のチケットも持っていない。(そもそも販売されたのか、抽選があったのかすらも定かではない)要するに、「あたって砕けろ!」な、いつものノリだ。

ちなみにマイケルは、過去にも数度、モナコ・ワールドミュージックアワードに出席したことがある。1996年の授賞式では、「Earth Song」のパフォーマンスを披露した実績もある。今回はパフォーマンスの予定はないものの、1000年に一度の「ミレニアム・アーティスト賞」を受賞するということで、話題性は大きく、当日はヨーロッパを中心に世界中から大勢のファンが訪れた!(女性部門ではマライア・キャリーがミレニアム・アーティスト賞を受賞した)

わたしたちは、5月7日の午前中にモナコに到着し、さっそく街を散策に出かけた。マイケルの到着は明日の予定となっているため、気分的にもゆとりがある。宿泊先の「ホテルド・パリ」(モナコ随一の高級五つ星ホテル)を出発し、大聖堂、王宮といった主要な観光スポットをまわり、モナコ・グランプリで見慣れたハーバー沿いの道路を歩く。ああ、これぞヴァカンスだ!街のいたるところに「ワールドミュージックアワード」のポスターやチラシが貼られていて、いやがおうにも気分は盛り上がってきた。

そして、翌日の夜、マイケル一行は大勢のファンが待ちわびるモナコに到着した!てっきりロビーを通るものと思い、ソファに座って待機していたわたしたちであるが、この日マイケルは正面ではなく裏口からホテルに入ったようだった。静かだったロビーに、マイケルを部屋に送り届けたウェイン、スキッパー、アティーラが賑やかにやってくる。

「ハーイ!」と笑顔でこちらに歩み寄り、握手をしてくれるセキュリティのみなさん。その、妙にリラックスした様子をみて、初めてわたしたちは、うっかりマイケル到着を見逃したことに気づいたのだ。(アウェイだから、もうしょうがない)

明けて9日の朝、わたしたちは、ホテルド・パリの優雅な朝食ビュッフェに赴いた。オープンテラスには、真っ白なクロスがかかったテーブルと真っ白なパラソルが並び、中庭の緑と南国のフルーツが目にも鮮やかだ。そして、ここの朝食は、味、種類、サービスとも、わたしたちが周った世界の一流ホテルの中でも1、2を争う素晴らしさだ!(明日の授賞式に出席するジャン・クロード・バンダムも普通に食事をしていた)

その朝食の場で、わたしたちは、日本人カメラマンのYさん(ちょっと報道カメラマン風?の気のいいおじさん)と偶然知り合った。Yさんは、某女性誌と契約しているカメラマンで、某セレブ姉妹の撮影のためにモナコ入りしているようだった。彼に、これまでのマイケル追っかけについて話すと、「こりゃ~面白い!」と大いに盛り上がってくれ、その後の滞在中、いろいろとわたしたちを助けてくれることになるのだ。

ゆったりとした朝食のあと、ホテルの外をぐるりとまわり、昨日マイケルが入ってきた裏口の様子を確認する。すでに、大勢のファンが入り口の前で待機しており、いまにもマイケルが出てきそうな雰囲気だ!そして、その場所をみて、わたしたちは驚いた!なんと、裏口の真上が、わたしたちの宿泊している部屋(2階)だったのだ!

(うわ~、こんなシチュエーションだったんだ!)そのうちマイケルが出かける気配が濃厚になり、わたしたちは、迷わず自分の部屋に走った!ここにいるよりも、断然マイケルに近い!

部屋の窓から下を見下ろすと、まもなくバンが裏口のそばに止まり、マイケルがスキッパーとともに現れた!ファンの歓声に手をあげて応えるマイケル。わたしたちが、真上から「マイコー」「D-PARTY!」と呼びかけると、マイケルは(え?)という風にあたりを見回し、上にいるわたしたちに気づいてくれた!

(やったね!)そのあとダッシュで外に出たものの、マイケルがどこに出かけたのかわからず、わたしたちは昨日みた王宮などをぐるりと周って再びホテルに戻ってきた。ファンの話によると、どうやらマイケルはリハーサルのため授賞式の会場に出かけていたようだった。

出だしから追っかけ空振りのわたしたちであったが、このあとリハーサルを終えてホテルに戻ってきたマイケルと、念願の、そして久しぶりのご対面を果たすことになるのだ!

【バックナンバー】リアル・マイケルジャクソン ~おっかけOL3人組とマイケルの交流実話

パリス川口
コピーライター。87年来日時にマイケルのファンとなり、OL時代、同じくOLの友人とともに世界中を追いかける。96年HISTORY TOURを機に、3人は「D-PARTY」(ファミリーの意)と呼ばれ、世界各地でマイケルに会えるようになる。追悼式から3年を経て当時のエピソードを公開。

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