【東京五輪 22日の見どころ】“史上最強メンバー”男子サッカーが登場。初戦を勝利した女子ソフトボールは第2戦メキシコと
インフォシーク / 2021年7月21日 18時0分
【男子サッカー】
20:00~ 一次ラウンド・グループA 日本vs南アフリカ
24歳以下(通常の場合は23歳以下。今回は1年延期されたための措置)で構成されるオリンピックサッカーチーム。それだけにこれまでは経験のなさやスキル不足が問われてきたこともあったが、今回のはイタリア、スペイン、オランダといったサッカー強豪国のトップリーグをはじめとして海外のチームに所属する選手を多数擁し、加えて年齢制限のない日本A代表でも活躍する選手も少なくない。加えて3名まで許されるオーバーエイジ枠も海外のチームでレギュラーとして活躍する、経験豊富なフル代表の主力選手を揃えた。一部では「オリンピック代表史上最強メンバー」という声も聞こえるほどだ。オリンピックの壮行試合でも優勝候補の強豪・スペインと引き分け、好成績への機運はますます高まっている。
冨安健洋はイタリア1部・ボローニャでセンターバックのレギュラーとして活躍。スピードと年齢に似合わぬ冷静な判断力で現地でも高い評価を受け、ビッグクラブからのオファーの噂も聞こえてきている。フル代表でもレギュラーとしてオーバーエイジ参戦の吉田とコンビを組んでいる。今大会でも守備の司令塔として最終ラインの統率に期待したい。
中盤で攻撃の舵取り役として期待したいのが久保建英だ。バルセロナの下部組織で活躍後、中学生でJリーグからプロデビュー。18歳でレアル・マドリードに移籍、スペイン1部での活躍ぶりは周知の通り。日本サッカー界の“至宝”と言える存在だ。
クリエイティブなパスや切れ味鋭いテクニックで「違いを生み出す存在」として期待されているが、当然ながら彼自身のゴールも見てみたいところ。
もう一人、注目選手を挙げるなら堂安律か。オランダ1部の名門・PSVで活躍しオリンピック代表で10番を背負う堂安はスペイン戦でも先制点となるゴールを挙げ、6月から親善試合で4試合連続ゴールと絶好調だ。当然ながら5戦連発を狙うが、強気に「6、7試合とできれば決勝まで」と頼もしい“10戦連発”発言も飛び出すあたり、いかにもストライカーらしい。スペイン戦で足を痛め別メニューとなったのはやや気になる材料だが、 有言実行となることを祈りたい。
対戦相手の南アフリカとはシドニーオリンピックでも今回と同じグループリーグ初戦で対戦し、高原直泰の2ゴールで日本が勝利した。今回は選手とスタッフに21人の感染・濃厚接触が発生。一時は試合開催も危ぶまれたが、どうやら試合は行われるようだ。
2012年のロンドンオリンピックではメダルに迫るベスト4入を果たした日本。それを上回る成績を期待したいところだが、そのためにも初戦でつまづくわけにはいかない。
参考記事
・【2022年カタールへ期待の選手vol.79】スペイン指揮官に絶賛された22歳の守備の要。東京五輪メダル獲得で名門クラブへ飛躍か?/冨安健洋(ボローニャ/DF) / 超ワールドサッカー
・日本が五輪で「念願の表彰台へ」 U-24代表にAFC注目、“成功に不可欠”と評した選手は? / Football ZONE web
・堂安律、かかと打撲も「大丈夫」…強気の10戦連発宣言 / スポーツ報知 / スポーツ報知
・日本―南アフリカ戦22日に予定通り開催へ…濃厚接触者は18人に減る / スポーツ報知
【ソフトボール】
12:00~ オープニングラウンド 日本vsメキシコ
初戦となるオーストラリア戦を8-1とコールド勝ちで快勝した日本。エース上野が初回押し出しで1点を失ったものの、その裏すぐに同点においつくと、3回に逆転に成功。その後も得点を重ね、上野もその後失点を許さず、4四死球も3回には3者連続三振を奪うなど7三振を奪う力投で勝利した。過去、ソフトボールが実施された2004年のアテネ大会、2008年の北京大会でいずれも1次リーグ初戦の相手はオーストラリアだった。勝った北京で日本は金、破れたアテネでは銅という結果だっただけに、今回の勝利は「験がいい」と言えそうだ。
2試合目の対戦相手となるメキシコは世界ランキング5位の強豪。先発予定は上野と並ぶ日本の2枚看板の一人、藤田倭(やまと)。藤田は過去に最多勝と本塁打王、打点王の投打三冠に輝いたこともある“二刀流”選手。オーストラリア戦でも打者に専念する「指名選手(DP)」として出場、2ランホームランを放ち勢いに乗っている。今度はピッチャーとして力を見せる番だ。
打撃陣は好調で、 メキシコとは9日に練習試合を行い1勝1敗とタイの結果だったものの、2試合目で今回登板予定の藤田が打ち込まれたのが少し気になる情報。しかし宿敵、アメリカと対戦するまで負けるわけにはいかない。この試合でも日本の快勝に期待したい。
参考記事
・ただの「1勝」ではないソフトボール豪州戦の勝利、実は金メダルへのカギ / 読売新聞
・上野由岐子、4717日ぶり五輪で好投 豪州団体も脱帽「なぜ世界最高の1人なのか示した」 / THE ANSWER
・ソフト界の大谷・藤田倭 「自分のスイングが思い切ってできた」4回にダメ押し2ラン / スポニチアネックス
・ソフトボール・宇津木麗華監督…投手3人、捕手3人の理由を語る / 読売新聞
外部リンク
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