今日は何の日 6月6日は「稽古の日」/INSIGHT NOW! 編集部
INSIGHT NOW! / 2016年6月6日 6時50分
INSIGHT NOW! 編集部 / クイックウィンズ株式会社
今日、6月6日は「稽古の日」です。
満6歳の6月6日に習い事をはじめると上手になるという江戸時代からの言い伝えがあります。このことにちなんで、今日6月6日は「稽古の日」をはじめとして「楽器の日」「邦楽の日」「いけばなの日」など、いろいろな習い事の日とされています。なぜ6月6日となのかについては諸説あってはっきりしませんが、江戸時代の歌舞伎に「6歳の6月6日の…」というセリフ回しがあったことで、庶民の間に定着したそうです。
満6歳(数えで7歳)ではじめるという説は、室町時代に能を大成した世阿弥の『風姿花伝』に著わされていたことが元になっています。『能では、7歳ごろから稽古を始める。この年頃の稽古は、自然にやることの中に風情があるので、稽古でも自然に出てくるものを尊重して、子どもの心の赴むくままにさせたほうが良い。良い、悪いとか、厳しく怒ったりすると、やる気をなくしてしまう。』世阿弥は、子どもの自発的な動きに方向性だけを与え、導くのが良いという考え方を示しているようです。
今、6歳未満の未就学児童に人気のある習い事は、水泳、英会話、ピアノだそうです。ピアノは昔からの定番ですが、近頃ではギターやドラムなどの軽音楽も人気があるようです。幼少期に音楽系の習い事をはじめると、音感を養うだけでなく、情緒を育み、豊かな感性を得ることができる、絶対音感を得ることもできると考えられています。また楽器の演奏は楽譜を読み、指先を使うので脳の活性化にも役立つとか。習い事には、たぶんに親の過大な期待と願いが込められています。
世阿弥の言うように「子どもの心のおもむくままに」習わせたいところですが、現実にはなかなかそうも行きません。何事もそうですが、たとえ6歳ではじめようと、続けなければ上手にはなりません。子どもが自分からやりたいと言ったことでも、毎日の練習に飽きてしまったり、指導者と合わなくてレッスンが苦痛になってしまったりして、すぐに辞めてしまうこともあるでしょう。習い事は本人のモチベーションを上手に引き出せる良い指導者との出会いがとても大切です。「好きこそものの上手なれ」という言葉のとおり、楽しんで続けられる習い事を見つけてあげたいものです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「部活も合宿や遠征は行けず…」習い事は“贅沢”なのか? 貧困家庭の子どもが語る「体験格差」のリアル
CREA WEB / 2024年4月18日 17時0分
-
ピアノ教室のあり方が変化。コウキ商事が堺市西区で新コンセプトのピアノ教室「I Love Piano」をオープン。
PR TIMES / 2024年4月9日 15時45分
-
「習い事&遊び」のやめ時を間違ってはいけない…小6秋に「もう受験をやめる」と言いだす子の特徴
プレジデントオンライン / 2024年4月4日 10時15分
-
空手から学んだ強さと優しさの源 2027年世界大会に向けて歩む“極める道”【#青春のアザーカット】
THE ANSWER / 2024年4月3日 16時3分
-
ピアニストを夢の職業に。ピアノ・リーグの創設を目指します
PR TIMES / 2024年4月2日 16時40分
ランキング
-
1【解説】円安どこまで進む? 深刻…家計にも影響、為替介入の可能性は
日テレNEWS NNN / 2024年4月25日 20時5分
-
2英郵便局の冤罪事件、会計システム原因の富士通社長「申し訳ない」と謝罪…1月にドラマ化され批判強まる
読売新聞 / 2024年4月25日 23時0分
-
3なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
4サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
-
5米、為替介入に慎重姿勢 財務長官「行うのはまれ」
共同通信 / 2024年4月26日 0時19分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください