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定番DTPソフトが進化! 互換性問題も解消し細かな使い勝手が向上したアドビの「InDesign CC 2014」【デジ通】

ITライフハック / 2014年11月11日 13時0分

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11月8日、アドビは都内でクリエイターの祭典「Adobe CREATE NOW “Best of MAX”」を開催した。これには先月ロスアンゼルスで開催されたAdobe MAXの内容も含まれるが単にAdobe MAXでの内容を繰り返すのではなく、日本市場に合わせた内容になっており、Adobe MAXで発表された内容を知っている人にも興味深いイベントになっていた。

キーノートでは、Ink Slideや最新のCreative CloudでのiOSデバイスとの連携やデモも行われ、各分野のセッションが行われた。今回は特に日本独自の情報が必須となる、DTPソフトのInDesign関連についてレポートしよう。

Adobe CREATE NOW “Best of MAX”では、Adobeのクリエイティブソフト関連の中で、特に日本独特の問題が多く含まれるInDesignについてのセッションも行われた。凸版印刷の紺野慎一氏と、アドビの岩本崇氏が登壇し「InDesign使い方の棚卸し」と題して、InDesign CC 2014の解説をした。

QuarkXPressもそうだが日本独特の出版の仕組みが複雑なためなのかはわからないが、InDesignは新バージョンが登場すると、過去のバージョンとの互換性が問題になることがこれまでに多かった。このため、古いバージョンを使い続ける人が他のアプリに比べて多い。CTP印刷の画像解像度がようやく使えるクオリティになってきた時期から、古いInDesignで新しいInDesignファイルを読み込むことができない問題が発生していた。

また欧文と日本語との文字間調整ができない問題もあった。現在の最新版であるInDesign CC 2014では、このような問題がなく安心して使用できることを紺野氏が紹介した。

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改良点では、フォントの選択での検索機能や、スクロールバーが実装され、お気に入りに登録できるようになった。細かな部分だが、日々行う作業が便利になっている点も紹介された。特に日本ユーザー向けに便利になった点としては、表組み関連機能で、列の移動がドラッグアンドドロップでできるようになった点もうれしいところだろう。

また、Creative Cloudの最新版ではiOSデバイスとの連携機能が強化されているが、InDesignではAdobe Color CCを使ったカラープロファイルの共有ができるようになっている点も岩本氏から補足された。最新版で、使い勝手は向上し、互換性の問題はなくなっているとしても、フイルム出力ではなくCTPによる納品では印刷会社が対応しなければ導入できないところが多いが、各社が続々と対応中とのことだ。

そのリストも公開していることも合わせて紹介した。CTP導入では古株の凸版印刷では、InDesign CSからInDesign CC 2014まで対応し、各バージョンのアップデート版が出た場合は1ヶ月ほどで対応するということなので安心だ。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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