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転職せず「この会社にいて大丈夫」と思ってほしい──そんな企業が実はやっていること

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 7時0分

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 多くの企業が人手不足という課題に直面する中、IT人材の不足は特に甚だしく、採用は困難を極めます。そんな中、既存の従業員のリスキリングで対応する企業が増えています。

 リスキリング施策に取り組んでいる企業は、どのような成果を実感しているのでしょうか。人材の再配置が可能になることのみならず、さまざまな成果があるようです。パーソルイノベーション、リロクラブ、otonohaが共催したセミナー「人材確保×職場定着 強い組織をつくる人事戦略」より、パーソルイノベーションの柿内秀賢氏(「Reskilling Camp」事業責任者)の講演の様子をリアルにお届けします(以下、発言は柿内氏)。

●サク読み!セミナー記事

 ビジネスパーソンの情報収集の一つの手段として定着したオンラインセミナー。特定のトピックに知見がある人物の語りに触れられる機会であり、記事や書籍とはまた異なる魅力があります。

 業務の改善やスキル向上などに役立てたいところですが、思うように時間を割けないという人も多いのでは。日々忙しく過ごす読者のために、編集部注目のオンラインセミナーの模様を、ライブ感はそのままにお届けします。

●IT職種の有効求人倍率は「15倍」に

 リスキリング、人材育成に関してお話をしたいと思います。dodaの調べですが、IT関係の職種の有効求人倍率が、最近では15倍まで増えてきております。これは15社のうち14社は採用できないというデータになります。

 15社に対して、人材が1人という比率になります。そしてこのIT人材の採用競争が激化している背景には、DXに取り組む企業の割合が今も増え続けているということが挙げられます。経産省の下部組織であるIPAが出したDX白書2023という調査結果から、2021年度から22年にかけて、DXに取り組んでいる企業の変化はどうなっているのかについて、全体として増えていると出ています。

 同レポートからは、人材の課題について第1位が「育成」と挙げられており、続いて既存人材の活用、そして外部の採用ということになっています。外部の採用がなかなかうまくいかないという状況が、ここ10年来続いていることも含めて、社内の育成ですとか、既存人材の活用に注目が集まり、その結果リスキリングという言葉が非常に注目を浴びているという流れが見て取れます。

●新しい人材の採用だけでなく、社内人材のリスキリングに注目

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