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ITエンジニアが足りず「メカエンジニアを職種転換」 成功のポイントとは?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月23日 7時15分

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 多くの企業が人手不足という課題に直面する中、IT人材の不足は特に甚だしく、採用は困難を極めます。

 ある製造業の企業もITエンジニアの採用に難航していましたが、メカエンジニアを対象としたリスキリング施策で対応しました。全く異なる業務に転換を進めるポイントとは? パーソルイノベーション、リロクラブ、otonohaが共催したセミナー「人材確保×職場定着 強い組織をつくる人事戦略」より、パーソルイノベーションの柿内秀賢氏(「Reskilling Camp」事業責任者)の講演の様子をリアルにお届けします(以下、発言は柿内氏)。

●サク読み!セミナー記事

 ビジネスパーソンの情報収集の一つの手段として定着したオンラインセミナー。特定のトピックに知見がある人物の語りに触れられる機会であり、記事や書籍とはまた異なる魅力があります。

 業務の改善やスキル向上などに役立てたいところですが、思うように時間を割けないという人も多いのでは。日々忙しく過ごす読者のために、編集部注目のオンラインセミナーの模様を、ライブ感はそのままにお届けします。

●ITエンジニア不足に「リスキリング」で対応

 人材育成の事例を用いながらお話ができたらと思います。これはメカのエンジニアからアプリケーションエンジニアへのリスキリング事例です。製造業以外の方々におかれましては、少し皆様の業界に置き換えて、別の職種からもっと人を増やしていきたい職種に転換してもらうことをイメージしていただくと良いかなと思います。

 この事例におきましては、アプリケーションエンジニアを採用したいけど足りないと。会社としても関連の製品が増えてきていて、その人材の拡大・獲得が大きなテーマとしてありますが、なかなかうまくいかない。一方でメカエンジニアは、従来たくさん社内にいて、育成もしてきている。そんな中で、アプリのエンジニアに職種転換してもらおうじゃないかという取り組みです。

●事業の変化に伴い、職種転換の必要が発生

 会社として市場ニーズが変化していく中で、機械メーカーとして事業を展開していたが、ソフトウェアに関する製品やサービスに軸足をどんどん移していった。

 競争力の源泉が移っていき、毎年の売り上げの事業計画を作成するときに、ソフトウェアの比重が高まってきているということを痛切に感じていました。そしてこのIT分野の採用競争が激しいということもあって、なかなかIT業界ではない立場からIT人材を採用すること自体がかなり難しい。

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