「フロンクス」インドからスゴいクルマがやってきた
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月19日 15時5分
スズキの「フロンクス」がスゴい
インドからスゴいクルマがやってきた。ただしメーカーはお馴染みのスズキである。その名は「フロンクス」。スズキのHEARTECTシャシーをベースにしたBセグメントSUVクーペである。
パワートレインは1.5リッター+マイルドハイブリッドの1種類のみ。スタイリッシュなデザインと大人4人が余裕を持って過ごせる広い室内空間を備えている。
ストレートにいえば、スズキのインド戦略5ドアハッチバック「バレーノ」をベースに、SUVに仕立てたクルマだ。HEARTECTはバレーノのほか、スイフトにも採用されているので、言い方を変えれば、フロンクスはバレーノとスイフトに対して兄弟車関係にあるクルマだともいえる。
●とにかく軽いフロンクス
インドでは全長4メートルで税率が変わるので、インド戦略車は、ほぼ例外なく全長4メートル以内のディメンジョンを持っている。当然フロンクスもその例に漏れない。基本数値は全長3995ミリ、全幅1765ミリ、全高1550ミリで、車両重量1070キロ(FFモデル)。最大出力は100ps/6000rpm、最大トルクは135.3N・m/4400rpm。コンパクトで軽量だ。
比較対象として、このクラスの売れ筋モデルであるヤリスクロスの数値も並べてみる。長4185ミリ、全幅1765ミリ、全高1580ミリ、車両重量1190キロ(FFモデル)。最大出力は91ps/5500rpm、最大トルクは120N・m/3800~4800rpmだ。
両車を比較すると、フロンクスは全長でマイナス190ミリ、全幅は同一、全高でマイナス30ミリ、車両重量でマイナス120キロ、最大出力でプラス9ps、最大トルクでプラス15.3n・mとなっている。ボディサイズなどは大小どちらがアドバンテージになるかはユーザーによるかもしれないが、少なくとも明らかにフロンクスにアドバンテージがあるのは、立体駐車場の利用に制限がない車高と大幅に軽い車両重量だろう。
ちなみに日産キックスは1360キロ、ホンダ・ヴェゼルは1350キロ、マツダCX-3が1210キロ(全車カタログ掲載モデル中最軽量モデルにて比較)なので、ヤリスクロスの1190キロは決して重い方ではない。ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッドの差はあるとしても、このクラスでの車両重量差、最小120キロ(対ヤリスクロス)、最大で290キロ(キックス)の差は競合メーカー各社に衝撃を与えているはずだ。
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