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JRグループと一部鉄道事業者が2025年4月から「精神障害者割引」を導入 第1種/第2種とその介護者が対象

ITmedia Mobile / 2024年4月15日 18時16分

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精神障害者を対象とする障害者割引の一覧

 JRグループ(※1)は2025年4月1日から、障害者割引制度を拡充し精神障害者も割引対象とする。他の鉄道事業者の一部も、同日から同様の割引制度を導入する(既に導入済みの事業者もある)。

 これに伴い、都道府県または政令指定都市が交付する「精神障害者保健福祉手帳」(※2)には今後、障害者割引を利用する際に必要な「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄」が設けられる。

【訂正:4月16日9時】初出時、障害者割引の等級について誤った説明をしていました。おわびして訂正いたします(加筆も行っています)

(※1)北海道旅客鉄道(JR北海道)、東日本旅客鉄道(東日本旅客鉄道)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、四国旅客鉄道(JR四国)、九州旅客鉄道(JR九州)(※2)都道府県が発行する手帳は、市町村(政令指定都市を除く)または特別区の担当窓口を通して交付される

●精神障害者向け障害者割引の概要

 JRグループを始めとする多くの鉄道事業者では、身体障害者および知的障害者と、その介助者を対象に障害者割引を提供している。一方で一部事業者を除いて、精神障害者への運賃類の割引は用意されておらず、「社会進出を促進する観点から、精神障害者にも同種の割引を導入すべき」という意見が寄せられていた。

 JRグループが新たに導入する精神障害者向けの障害者割引は、以下のパターンが用意されている。なお、介助者を伴う場合の割引は本人と介助者が“一緒に”移動しないと成立しないので注意したい。

・第1種認定を受けている障害者本人と介護者

・割引対象のきっぷ:普通乗車券、回数乗車券(回数券)、普通急行券(※3)、定期乗車券(定期券:※4)

・割引率:本人50%/介護者50%

第2種認定を受けている12歳未満の障害者本人と介護者

・割引対象のきっぷ:定期乗車券(定期券:※4)

・割引率:本人50%/介助者50%

第1種/第2種認定を受けている本人単独

・割引対象のきっぷ:普通乗車券(※5)

・割引率:本人50%

(※3)特別急行(特急)券、座席指定券や特別車両(グリーン)券は対象外。なお、JRグループには定期運行している急行列車は存在しない(※4)小児運賃を適用する定期乗車券を除く(※5)営業キロが片道100kmを超える場合のみ。なお、片道100kmを超える普通乗車券は原則として「みどりの窓口」または「指定席券売機」でないと買えない(通常の自動券売機では販売していないことが多い)

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