ダイソーで売っているMFi認証付き「充電・同期ライトニングケーブル」は破格の880円 その実力は？

パッケージは、プラスチックのインナー部と紙製のアウター部に分かれる。ダイソーで売っている製品としてはやや豪華な仕様だ

　最近、いわゆる「100円ショップ」でスマートフォンやPCを便利に使えるアクセサリー類がよく販売されている。その“実力”はいかほどのものか……？

　今回はダイソーにおいて880円で販売されている「MFi認証 充電・同期ライトニングケーブル 1.0m」を試す。

●おことわり

　本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話／タブレット／PCでの動作を保証するものではありません。

　パッケージはプラスチックのインナー部と紙製のアウター部に分かれており、ダイソーで売っている製品としてはやや豪華だ。ケーブルのコネクター部もシルバーで高級感があり、見た目は良い。ケーブル長は約1.0mと、比較的短めだ。

　本製品と5V／2.4Aの給電が可能なAC充電器を併用して「iPhone 13」（バッテリー容量3227mAh）を10分間充電したところ、43％→55％まで充電できた（約387mAh）。しっかりとケーブル（とAC充電器）の公称スペックは満たしているようだ。

　合わせてデータ転送を試したところ、合計1.14GBの動画を同期するのに2分ほどかかった。計算上の通信速度は76Mbpsだ。本ケーブルはUSB 2.0規格で、同規格は最大480Mbpsの通信に対応する。それと比べると遅いように思えるが、Lightning端子を備えるiPhoneのデータ転送速度はこんなものだろう。価格相応のスペックといえる。

　なお、Appleの公式サイトでMFi認証製品を検索したところ、本製品のJANコードが確認できた。