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Huaweiの新ハイエンドスマホ「Pura 70 Ultra」を試す 制裁下でこの性能は“魔法を使っている”と思わせるほど

ITmedia Mobile / 2024年6月2日 11時21分

 このPura 70シリーズは中国以外でも欧州や中東、東南アジアをはじめとした20を超える国と地域で販売されることが決まっている。これは自国製プロセッサを安定供給できることの現れであり、SMICの歩留まりが悪いと指摘される報道をはねのけることを意味する。

 一方で、グローバル版は中国大陸向けとは一部仕様が異なる状態で発売されるようだ。OSはHarmonyOSではなく、EMUI14.2に変更され、衛星通信機能などにも対応しない。加えて、香港キャリアのCMHKのサイトでは「Pura 70 Ultra 4G」とあることから、5G通信にも対応しないものと思われる。

 最後になるが、今回のPura 70シリーズの価格はPura 70で5499元(約11万7000円)から、Pura 70 Proで6499元(約13万9000円)、Pura 70 Pro+で8999元(約19万1000円)から、今回レビューしたPura 70 Ultraは9999元(約21万3000円)からとなる。

 Huaweiのスマートフォンは他の中国メーカーの製品と比較すると全体的に高価ではあるが、中国向けのiPhone 15 Pro Maxが9999元。Galaxy S24 Ultraが9699元(いずれも256GB)であることを考えると、最上位のPura 70 Ultraの価格も特別高価ではないことが分かる。中国メーカーの製品は品質や性能で劣ると指摘され続けたが、このスマホを見せつけられると、他国の高品質な製品に真っ向勝負できるところまで進化したことを痛感させられる。

 日本ではGoogle系サービスが満足に利用できない関係で「あえて買うか」と問われると微妙な選択になるが、Huaweiのスマートフォンのカメラに感じた「わくわくさ」をずっと追いかけ続けたファンを決して後悔させない仕上がりだ。

●著者プロフィール

佐藤颯

 生まれはギリギリ平成ひと桁のスマホ世代。3度のメシよりスマホが好き。

 スマートフォンやイヤフォンを中心としたコラムや記事を執筆。 個人サイト「はやぽんログ!」では、スマホやイヤフォンのレビュー、取材の現地レポート、各種コラムなどを発信中。

・X:https://twitter.com/Hayaponlog

・Webサイト:https://www.hayaponlog.site/

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