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Huaweiの新ハイエンドスマホ「Pura 70 Ultra」を試す 制裁下でこの性能は“魔法を使っている”と思わせるほど

ITmedia Mobile / 2024年6月2日 11時21分

 OSはHarmonyOS 4.2を採用。同社が提唱する“シームレスな接続”を売りにしており、対応している家電や自動車などとの連携機能がより強化されている。システム情報表示アプリではAndroid 12と表示され、一般的なAndroidスマートフォン向けのアプリが動作する。

 なお、中国ではハードウェアに限らずソフトウェアの内製化も進めている。2024年中に発表される見込みのHarmonyOS 5.0は「Harmony Next」とも言われており、AndroidベースのOSではなくなると予告されている。このため、Pura 70シリーズがHuawei最後のAndroidスマートフォンとなる可能性が高い。

●制裁下でも今期トップクラスのカメラ性能 Huaweiスマホのカメラは期待を裏切らない

 Pura 70 Ultraでも高いカメラ性能は健在だ。メインカメラに5000万画素のものを採用し、特許取得済みの可変絞り機構も備えている。これに加えて4000万画素の超広角カメラ、5000万画素の3.5倍望遠カメラを搭載している。

 メインカメラには1型のイメージセンサーを採用。ついにHuaweiも1型センサーを採用したかと思えば、感慨深いものがある。メインカメラのレンズは沈胴式の設計にすることで本体の厚みを抑えることにも成功した。

 手ブレ補正にはiPhone 15 Proと同様のセンサーシフト方式を採用。高度なAI処理を駆使して時速300kmで走行する車両すらも捉えることができるという。ちなみにこの補正はメインカメラの他、望遠カメラでも利用できる。

 望遠カメラは5000万画素のペリスコープ方式。レンズはF2.1と明るく最短撮影距離は5センチという驚異的な数字だ。超広角から換算で200倍の望遠域をサポートする。マクロモードでは最大35倍までズームしてのテレマクロ撮影が可能だ。

 独自の画像処理技術として「Huawei image XMAGE」も採用している。ライカとの提携が終了したHuaweiにおいて、技術革新、撮影体験の革新を目的に新たな画像処理技術のブランディングとして展開するものだ。

 Pura 70 Ultraの写りを見て感じるのは、HDR補正が大きく入り、白飛びがかなり抑えられている。いわゆるAI補正重視の機種となるため、撮影時のプレビューと撮影後の写真では異なる描写となることが多く、体感的にはPixelシリーズなどに近い。

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