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約20万円でも「Xiaomi 14 Ultra」が想定以上の反響だった理由 ミッドレンジは“企業努力”で価格を維持

ITmedia Mobile / 2024年6月17日 11時49分

―― MWCで発表した際には、日本への導入が未定という状況でした。あの時点で、実は決まっていたのでしょうか。

大沼氏 認証やモノ作りなど、いろいろな手続きがまだまだ途中経過の段階でした。ただ、安達とも、これは諦めるわけにはいかない、やはり日本には必要だと言い続けてきました。ヘッドクオーター(本部)もダメとは言いませんでした。Xiaomiの中で、日本は大事な国だからです。

―― 過去のモデルと比べても、SNSなどを中心とした反響が非常に大きいと感じています。これはなぜだとお考えですか。完売している店舗もありますが、実際に売れ行きも伴っているのでしょうか。

大沼氏 数を申し上げることはできませんが、各ルートからの反響は非常に大きいと認識しています。先にグローバルで発売し、その評価があるのが1つ。いきなり出したというわけではなく、5月9日の発表会の前からいろいろな仕掛け……仕掛けという生意気かもしれませんが、盛り上げながら9日の発表につながったのは大きいと思っています。

安達氏 X(旧Twitter)でユーザーとやりとりをしていると分かりますが、今までは、どちらかというと反応する方々が海外のハイエンド商品を並行輸入するような(濃い)Miファン(Xiaomiのファンのこと)に閉じているようなところがありました。もちろん、彼らの中にも正規品を日本で使いたいというご要望はありましたが、変化したのは、今までXiaomiのスマホに親しまれていなかったであろう方々が、この商品をきっかけに弊社の技術の優位性などを語っていたことです。発売して数日ですが、そういった方々は多くいらっしゃいます。

●ライカと2年間協業してきた全てが入っている

―― ライカとの協業ということもあり、カメラ好きにも訴求できたということでしょうか。

安達氏 われわれの戦略として、カメラ好きやカメラへのこだわりが強い方とコミュニケーションをしてきましたが、結果として、意図していた以上に波及しています。カメラ系のYouTuberやインフルエンサーも、個人のご興味で紹介してくださっているところがあります。忖度(そんたく)がない、正直な感想だと思いますが、かなりポジティブな内容が多く、想定以上にその声が広がっています。

大沼氏 私たちとしては、ライカだけでなく、Xiaomi 14 Ultraで何が楽しめるのかということをいっぱいアピールしてきたつもりでしたが、それがギーク層だけでなく、その周りにまで広がってきているような印象があります。

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