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約20万円でも「Xiaomi 14 Ultra」が想定以上の反響だった理由 ミッドレンジは“企業努力”で価格を維持

ITmedia Mobile / 2024年6月17日 11時49分

―― 一方で、今まではシャープが日本でライカと協業している関係で、日本ではブランドを使えませんでした。今回はなぜそれが可能だったのでしょうか。

大沼氏 そこは本社側がいろいろと交渉してくれました。日本市場にこういったブランドで投入したいということを、切々と訴えていきました。

安達氏 ユーザーインタフェースのいろいろなところにライカの設定があり、画作りや色作りまで、2年間協業してきた全ててが入っています。ライカなしに出すことはありえない商品でしたね。

大沼氏 昨年のTシリーズも、日本ではライカブランドで出せませんでした。Xiaomi 14 Ultraでは、そういったインパクトも出せたと思っています。

―― 結果として、一部家電量販店では完売してしまっています。

大沼氏 このお値段なので、そうはいっても急にはなくならないと想定していたところがあります。うれしい反面、もう片方ではお客さまにお届けできていない反省があります。生産面も急ぎたいと考えています。

●Photography Kitが漏れなく付いてくる特典が「最後のダメ押し」に

―― Photography Kitが漏れなく付いてくるのも、大きかったのではないでしょうか。

大沼氏 最後のダメ押しになりましたね。これがあって何がいいのかというと、やはりお客さまの使いやすさや、驚きにつながります。今回は、製品の楽しさを知っていただきたいということで、清水の舞台から飛び降りた気持ちでつけました。

安達氏 出してみて改めて気付きましたが、別売にしていたら、ハイスペックでカメラに優れている“スマホ”という位置付けになっていました。このPhotography Kitを付けることで、ほぼカメラという認識になり、“カメラ”にスマホの機能がついているという商品としてのキャラクターがより際立ったと思っています。しかも、同梱することでお客さまをお待たせすることなくなり、買ったその日から楽しんでいただくことができます。漏れなく付けた提供の仕方も、評価されたのだと思います。

―― Photography Kit付きで20万円を切っていると考えると、ものすごく安く見えますね。

大沼氏 いろいろなものと比べたときの相場観としてですが、これが付いてこの価格は本当に安いと思います。

安達氏 比べる方はカメラに詳しいので、ライカでこれだけ撮れてこの値段は破格ということで、総じてご納得いただけています。

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