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「株主優待になぜPayPayポイント?」「LINEヤフーとのシナジーは?」 ソフトバンク株主総会の質疑応答まとめ

ITmedia Mobile / 2024年6月21日 17時59分

宮川氏 2分割から4分割、6分割、10分割と、ありとあらゆるパターンを計算して考えた。10分割はやりすぎだと言う役員もいた。PayPayポイント1000円分の贈呈も、恐ろしい金額になるからやめたらどうかという、いろんな話があった。

 ソフトバンクを10年、20年、30年と成長し続ける会社にしたいと考えている。ソフトバンクの場合、40歳未満の株主が、他社に比べて異様に低いというデータがあり、ここを掘り起こそうということになった。(10分割は)その層が買いやすい金額をマーケットリサーチした結果。いろんな意見があるのは分かっているが、必ず利益で株価を上げていきたいと考えている。

●ソフトバンクが自動運転車の製造までやることは視野に入れていない

―― 自動運転やSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の開発にソフトバンクが大きな役割を担うことを期待している。出資しているMONET Technologies、BOLDLY、Cubic Telecomの3社は、ノウハウの情報共有をしているのか。

宮川氏 3社は、それぞれやっていることが異なる。MONET Technologiesは、トヨタさんとソフトバンクとで作ったジョイントベンチャーで、日本の自動車メーカーに続々と株主になっていただいた。自動車メーカーの自動運転にかかるプラットフォームを提供する会社として、今、実証実験を政府も交えてやっている。ソフトバンクが自動運転車の製造までやることは視野に入れていないが、自動運転車を動かす際に、車がつながるプラットフォームを提供する。BOLDLYは、バスの巡回拠点のシステムを提供するなどしている。

 Cubic Telecomは、(自動運転をはじめとする大容量IoT通信領域の)グローバル市場に本格参入するチャレンジ。ソフトバンクはBeyond Japanの事業方針の中で、日本の中で培ったノウハウを世界に持っていきたいと思っている。もともとCubic Telecomは、フォルクスワーゲングループの子会社で、ヨーロッパの名だたる自動車メーカーのプラットフォームを提供している。日本の自動車メーカーも乗っていただけないかということで、今、営業しており、ホンダさんは乗っていただくことになった。これから営業を拡大していく。

 3社、それぞれ異なる企業なので、情報共有については、している部分としてない部分がある。

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