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「株主優待になぜPayPayポイント?」「LINEヤフーとのシナジーは?」 ソフトバンク株主総会の質疑応答まとめ

ITmedia Mobile / 2024年6月21日 17時59分

●孫取締役への質問も 生成AIのアイデアが半年で16万件集まった

 ソフトバンクの株主総会では、創業者で取締役の孫正義氏を回答者に指名した質問が出てくることもある。ここでは孫氏の回答を中心に紹介しよう。

―― ソフトバンクグループ株価が上がりうれしく思っている。なかなか上昇しないソフトバンクの株価も上がるように、何か一手を打っていただけないか。

孫取締役 ソフトバンクも結構上がっている。1500円ぐらいで公募して、その後に下がって、今は2000円弱ぐらい。結構、頑張っていると思う。

 宮川社長も言っているように、業績そのものを上げることが一番大事。中期経営計画も着実にこなしていて、自信があるということなので、僕は皆さんと同じ株主の立場で、ソフトバンクが着実に増益を続けながら、その結果、株価が上がっていくことを確信している。

―― 新規分野への投資についての考え方を知りたい。ソフトバンクグループと投資に関する分担をしているのか。また、ソフトバンクグループの投資先で実績が伴ってきた企業に、ソフトバンクとして投資することはあるか。

宮川氏 積極的に何でもやろうと思っている。今ようやく、悩んでいた携帯電話料金の値下げの影響がひと山超えたので、今度は攻めに出ようと考えている。これからの投資先は、やはりどうしてもAI関連の会社になっていく。AIのサービスも含めて投資していきたい。孫社長のソフトバンクグループの投資のサイズ感ではないが。

 社内で開発することも、株式として投資して連携することも、同じく試験研究費の一環だと考えているので、投資の機会があれば積極的に投資していきたいと考えている。

孫取締役 ソフトバンクは、宮川君を中心に、日本のユーザー、未来のために、収益をより確実に積み上げていくという観点から、効率のいい投資をこれからも続けていくべきだと思う。

 一方、ソフトバンクグループとしては、僕の性格もあるが、次の大技を狙って、当たるか外れるか……この間もWeWorkで1兆円ぐらい損したが、当たるか外れるかをいとわないぐらいの仕掛けを、特に海外を中心にダイナミックにやっていく。新しい進化の種を見つけに行くのが、ソフトバンクグループの1つのダイナミズム。その代わり、当たるも外れるも大きいかもしれない。

 ソフトバンクは、日本国内に何千万人のユーザーがいるという強み。そして日本のユーザーや投資家に、直接的に成果をお届けする役割という分担。

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