1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「株主優待になぜPayPayポイント?」「LINEヤフーとのシナジーは?」 ソフトバンク株主総会の質疑応答まとめ

ITmedia Mobile / 2024年6月21日 17時59分

●LINEヤフーについて NAVERとは継続して協議をしている

―― LINEヤフーの資本関係の見直しの状況や、今後の見通しについて教えてほしい。

宮川氏 何度も同じことばかりで申し訳ないが、LINEヤフーから要請を受けて、セキュリティガバナンスや事業戦略の観点で、NAVERとは継続して協議をしている。現時点では合意に至っていないが、LINEヤフーの将来を考えて、できる限りのことをしたいと考えている。相手のあることなので、合意できる時期を今、明確に答えることはできないが、引き続き協議を重ねていく。

―― LINEヤフーについて、ソフトバンクはどのようなシナジーを目指して、今後運営していくのか。

宮川氏 ソフトバンクの通信基盤と、LINEヤフーのようなインターネット上のサービスをやっている会社は、強みが異なる。競合他社もなかなか強いので、それぞれの強みを合わせて、いろんなサービスを仕掛けていきたい。LINEのサービス、Yahoo!のサービスに加え、もう1つ、われわれにはPayPayという、共同プロジェクトでうまく行っているものがある。第2のPayPay、第3のPayPayを、一緒に知恵を出し合って作っていきたいと考えている。

●株式分割や株主優待にPayPayポイントを贈呈することについて

―― 株式分割や株主優待制度の決定に至った背景や経緯を教えてほしい。

宮川氏 若い株主が増えていくということが、当社の中長期の成長につながっていくという思いがある。そのために株式を10分割して、買いやすい単価に設定した。加えて(普通株式を1年以上、かつ100株以上を保有する株主に対し)1000円分のPayPayポイントをお渡しすることで、ソフトバンクの株式を購入していただくきっかけになったらいいと考えた。優待ポイントの総額は全体で10億円ほどを予定している。この10億円を戦略的な取り組みとして活用することで、PayPay経済圏の拡大を含めた、中長期での企業価値の向上につなげていきたい。

―― 株式分割により、株価の上昇が望めなくなるのではないか。

宮川氏 株価は本来、業績に連動するもの。株式分割に左右されるものではないと考えている。着実に純利益を積み上げた結果が株価に反映されると信じており、業績で示していきたいと思っている。また、業績を伸ばしていく自信もある。ぜひ期待していただきたい。

―― 株式分割はいいが、10分割はやりすぎだと思う。4分割などは考えなかったのか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください